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第1回定例会(3月議会)を終えて
2019年3月20日

日本共産党大分市議団団長
福間 健治


1 議会の概要

□会期

3月5日〜3月19日

□市議会に臨む基本姿勢

今議会は通常国会開会中、いっせい地方選挙目前の市議会でした。

党議員団は、安倍政権の暴走を地方議会から告発すること、「市政懇談会」、地域要求の現地調査、日々寄せられる生活相談などを踏まえて、要求を前進・実現させるために奮闘しました。

□提案された議案

議案31件(予算議案15件、一般議案16件)、報告案件2件、最終日には追加議案が6件(人権擁護委員、教育委員会委員、公平委員会委員、固定資産評価委員同補欠委員などの任命・選任の人事案件)が提出されました。


2 2019年第1回定例会(3月市議会)当初予算の特徴について

新年度当初は、前年度より約56億9千万円、3,2%の減となっています。
そのうち、歳入の市税収入は、前年度より約8億1,071万円減の約791億3千万円です。
4月に市長選挙がおこなわれることから、人件費、扶助費、公債費など、義務的経費や継続事業経費中心の骨格予算編成です。

なお、防災・子育て・教育、「祝祭の広場」の整備、「ラグビーワールドカップ」など、早期に執行を要する必要があると判断されたものなどが当初予算での計上となっています。
しかし、6月補正予算を組んだ際、大型事業などの推進で市債発行増などが、市財政に新たな負担をまねかないか懸念されます。

わが党がこの間要求してきた、子ども家庭支援センターの拡充、贈与型奨学金の増額など、一定評価できるものもありました。

しかし、消費税増税にともなう手数料など措置とプレミアム商品券発行事業、企業立地促進助成金などの大企業優遇、パルコ跡地の「祝祭の広場」整備、城址公園仮想天守イルミネーション事業など、市民の納得・合意が不十分な不要不急の事業、マイナンバー関連事業、行革によるごみ袋作製事業、小学校給食の業務委託拡大、不公平を助長する同和予算、自衛官募集費など、平和・民主主義を守る願いなどに反する予算執行には反対しました。


3.一般質問で取り上げた課題について

斉藤由美子議員―自衛官募集、幼児教育・保育の無償化の問題点待機児童解消・教職員の負担軽減 

岩崎貴博議員―原発・エネルギー対策、外国人労働者就労支援、高崎山自然動物園、自習スペース確保、消防行政

福間健治議員―消費税増税中止、障害者への軽自動車税減免拡大、レオパレス21による不良建築是正、公営住宅への若者入居促進、児童虐待問題


4.各常任委員会に付託された主な請願・陳情の審議結果

付託されている請願・陳情は、すべて継続審査となりました。2件は取り下げられました。


5.日本共産党議員団が議会運営委員会へ提出した意見書について

□学童保育の「従うべき基準」の参酌化に反対いる意見書案

□「幼児教育・保育の無償化」に関する意見書案

以上2件の意見書案は、社会民主クラブのみの賛同だけで、国への意見書提出にはいたりませんでした。


6、提出議案に対する党議員団の態度について

◎各常任委員長報告に対する反対討論―岩崎議員が党議員団を代表して反対討論にたちました。

   反対討論原稿は こちら


7、今後の活動について

□党議員団主催の市政懇談会 

2019年5月11日(土) 10時より コンパルホール309号

以上










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