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市政懇談会が開催されました
 7月29日(土)10時より、日本共産党大分市議団が主催する市政懇談会が、大分市のコンパルホールで開かれました。

 この懇談会は6月議会の報告と、来たる9月議会に向けて市民のみなさんの意見や要望をお聞きするためのものです。

 じりじりと照りつける太陽の中、朝から多くの市民が参加し、前回よりも大部屋を用意したにもかかわらず、会場の302会議室は満室になりました。

 参加した市民からは
「旧パルコ跡地について」
「豊予海峡について」
「府内城の整備について」
「空き店舗の看板について」
「市委託事業者の賃金状況について」
「介護士・保育士の処遇改善」
「工業用水の使途について」

 ──等々活発な意見や要望が寄せられました。

 次に、この懇談会に始めて参加した女性の方から手記が届けられましたので、紹介いたします。




はじめて『市政懇談会』に参加して

平井とも子さん(仮名)



 場所はコンパルホール。
 時間も午前中でちょうど良かったです。
 今日は、誘われて共産党大分市議団の市政懇談会に参加しました。

 あまりこういう経験がないのでドキドキです。

 集まっていたのは、年配の方が多かったように思います。
 子育て世代の参加がなかったのが残念です。(私は子育て世代ですが……)

 懇談会は、議会の報告と、参加者の意見を聞く、そして答えるという形でした。私は議会の事なんて市報でチラッと見るくらいですので、正直言ってることが難しくてわかりにくい所もあったんですが(ほかの人はウンウンうなずいてましたけど!)子育てクーポンや働き方の問題は自分自身にもすごく関係あったので、耳ダンボで聞いていました。

 特にクーポン!もっと使える範囲広げてほしい!しかも、毎年くれてもいいのに!!なぜくれない!?(笑)

 ブラック企業、ブラックバイト社会問題ですよね?
 大分でもやっぱりあったのか!とびっくりです。

 私も仕事しながら子育てですけど、夏休みがあったり学校の行事があったりするし、そもそも職探し大変だし、家事に追われた毎日だし、バタバタしてるわりには、給料安いし……。
 取り巻く環境は決して良いとは言えないかもしれません。

 でも、それが普通だと思っていたし、周りも似たようなものだし、変とは思っていませんでした。

 今回参加して、一番変わった事はここです。

 市政は変えられるし、それを変えるのが私たち主権者の責任。この懇談会で意見を言うのもその一環なんだ……。それが自覚できたのが、私にとって一番の収穫でした。

 みなさんの話を聞いて、今ある生活が当たり前ではなく、よりよく暮らしていきたいという前向きな姿勢に刺激を受けました。

 世の中はこうして変化していくのかもしれない「すごいな」と思いながら聞いていました。

 今日のこの話が次の議会ででてくるのでしょうか?
 いっぱいありましたが……。

 傍聴できるらしいのでちょっと行ってみたいな、と思いました。(実際は平日の昼間なんて無理ですけどね)

 私、特に困ったことなんてない、と思っていたんですけど、今日少し気持ちが変わりました。

 今まで「困ったな」と思っても、それを「どうにかしよう」と思った事なんかなかった。

 例えばゴミ袋。

 もう決まったことだし、文句言ってもしかたがないと気にしたことなかったけど、どうもそうでもないらしい。

 市民生活のインフラを整えることが、行政本来の仕事だとは思っていなかった。考えてみれば、それをするための税金ですよね。その税金で最初にしなければならないことを、「別途に料金頂かないとしません」と言うのは、やっぱりおかしい……。税金の二重取りと言われてもしかたがないと思います。

 ゴミ袋の有料化がすぐにはなくならないにしても、値段が下がるだけでも助かります。

 もう何年も前の話ですが、下の子を出産するとき、上の子の短期入所を保育所に申し込んだのですが「受け入れ無理」と断られました。
 ──え。無理? 無理と言われても困るのに、という経験をしたことがあります。

 『どこが子育て支援なんじゃー』と怒りと、それ以上の不安を抱いたことを思い出しました。

 今もそうなのかな?
 そうかもしれないな、どうなんだろう?

 せっかく来たんだから、思いきって発言しようか?
 私が困っていることは、他のママさんたちも困ってるかもしれないので……

 今、子育てで困っている事。言ってみる? 言ってみる?
 ……恥ずかしいか。勇気ないな……。

 ──結局、手は挙げられませんでした……

 今まで感じていたより、市政は身近なのかも知れない。

 そんな風に思った今日の懇談会でした。

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