小手川めぐみ
 
   ようこそ、小手川めぐみのホームページへ。
   5月からホームページ開設の準備を始めました。
   「自分のページのウリをなにかひとつ」
   とアドバイスを受けたので
   「私、日記を書きます」と即答。
   「写真があったほうがいいですよ」
   とのことなので、デジカメもってうろうろすることにしました。
   気軽に、楽しく更新していきます。よろしくおつきあいくださいね。



2006年12月31日(日)
それぞれの大晦日

 どんな大晦日をむかえていますか?

 私は紅白歌合戦をバックに聞きながら、この日記を書いている。部屋では2人の息子がお酒をちょっぴり飲みながら、ごろんと横になったりしてテレビを観ている。平和な年の瀬だ。昨年の今日は、夫もガンの再発という重いものを抱えながらも子どもたちとのんびりと時を過ごしたのに・・・と思ったりもする。

 年末、あわただしく過ごした。堤栄三さんとあいさつ回りをしていると、ホントに政治に対する怒りが大きいし、多くのまじめに生きている方々は、私たちの国の行く末をとても心配しておられる。そんな方々から、たくさんのエネルギーをもらっている。
 太極拳など、意欲的に取り組んでおられるKさんは70歳になったという。健康そのもの。堤さんと話している元気で健康的な表情を見ていると、思わず、「政治を健康にしないといけませんね」という言葉が出た。Kさんは、その言葉をとても気に入ってくださって「そうですよねぇ。ほんとに健康にしてください。でないとひどすぎます、子どもたちがかわいそう」とおっしゃった。

 ほっと心がなごんだ年末の出来事、2つ。

 その1:寒い寒い29日。自転車で地元をまわっていると、東山児童公園で、砂遊びをする子どもたちをみつけて、思わずシャッターをおした。(写真上)
 すごく寒いのに、3人とも夢中に楽しそうに遊んでいた。犬の散歩中の方も足を止めて見ており、自転車を止めた私をふりかえった。「あら、小手川さんじゃないの」と声をかけられ、見ると、元保育所の所長さんだった方。彼女も子どもの姿にほほえましく思って見ていたとのこと。なんだか心がぽっと温かくなった。

 その2:31日夕方近く、3ヶ月お会いできなかった読者のところへ、大掃除の合間をぬって、集金に出かけた。
 お会いできて、いじめの問題など少し話し込んで、来年もよろしくとごあいさつをして帰る途中、クリーン相談員のMさんが、片手にゴミ袋を下げて、道路に落ちている空き缶などをひろっているのに出会った。
 「Mさん、ありがとうございます。お世話になります」とお礼を言った。にこにこしながら、「いやー」とてれくさそうに笑うMさん。道端に捨てないでほしいと思うが、捨てたものを拾ってきれいにしてくれる人に頭が下がるし、心が和み、ぽっと温かくなった。

 政治は冷たく、底冷えのする思いが続く2006年でしたが、人の心は温かくすてたもんじゃありません。来年は、選挙の年です。政治を健康に、政治を温かくするために力を尽くします。2007年は1月1日1時、駅前で街頭演説です。では、よいお年を。(写真は、公園で砂遊びをする子どもたち・「きれいな花は心を癒すんですよ」と頂いたシクラメンの花)

2006年12月25日(月)
硫黄島からの手紙

 今年最後の地元交差点での、朝の街頭宣伝を終えてから、今日は1日休みをとった。12月に入って初めての1日休みのような気がする。
 午前中は、居間の障子の張替えに挑戦した。近所の奥さんから「アイロンで簡単に貼れる障子があるよ」と夏に聞いて購入していたが、張替えは冬になってしまった。確かに簡単で、初めてにしてはまあ、うまくいったかな。・・・ということにしておこう(笑)
 午後は、1週間ほど来ていた姉と2人で「硫黄島からの手紙」を観にいった。「5日間で終わるとされていた戦争を36日間戦いぬいた男たち」
 クリント・イーストウッド監督の「父親たちの星条旗」に続く二部作だ。重く・暗く、死がすべての人に待っている内容なのに、観終わった後静かな感動と余韻。観て良かったと思う。
 パンフレットを買って帰ったが、演じた俳優のすべてが、戦争はしてはいけないものと感じている。つまり、静かな反戦映画なのだと思う。「父親たちの星条旗」を観逃したのが残念でならない。
(写真は映画の一シーン)

2006年12月24日(日)
クリスマスイブ

 今日は、クリスマスイブ。
 子どもたちが巣立った後のクリスマスは、テレビや街中の飾り付けで「ああクリスマスなんだなあ」と感じるようになった。
 昨夜は、義伯母から電話があった。4月から働き始めた長男から、クリスマスプレゼントが届いて「涙が出るほどうれしかった」という電話だった。ささやかなものを送ったらしいが、「気持ちがうれしかったんだよ。優しく育ててくれたね」と喜んでくれた。義伯母は、結婚をしないままだったので、実の孫はおらず、私たちの子どもを孫のようにかわいがってくれ、毎年お年玉を贈ってくれていた。伯母からの喜びの電話は、私へのクリスマスプレゼントのようだった。

 県議選の支持のお願いと募金の訴えで1日駆け回り、夜帰宅すると、昨日しんぶん赤旗日曜版のお勧めをした方から、購読OKのお返事が留守電に入っていた。お礼の電話をかけて30分ほどの会話となった。そのときのお話で心に残った言葉。「格差が広がり、金持ちと貧乏人の差が広がったのはよく分かります。私はもちろん貧乏の部類に入ります。けれども、心の貧乏にはなりたくないと思います」・・・

 こんな思いの方が、私の周りにはたくさんいる。真面目で誠実に生きている人たちがほっと息をつき生きていける国にしたいとつくづく思う日々。
 広がり続ける経済の格差、教育の格差、若者を使い捨てする社会・・・ため息をつくばかりでは変わらない。男でも女でも、若者でもお年寄りでも、金持ちでも貧乏人でも平等に持っている権利がある。──それは、選挙の時の一票!です。

 二、三日前のしんぶん赤旗の読者の投書で見かけた言葉。
 「一票一揆を起こそう!」
 ・・・かみしめています。

2006年12月16日(土)
後援会主催の対話集会

 昨日、教育基本法改悪案が参院本会議で自民・公明により強行採決された。教育の根幹である基本法を数の力で押し切ったことは許せない。12時半からの30分間、トキハ前で基本法改悪に抗議するアピール活動を行った。
 1時前、九州各県と愛媛ナンバーの右翼の街宣車が連なって日教組の攻撃。拉致問題などをがなりたてて通ったのを見てうすらさむいものを感じた。

 1時半からは地元校区の後援会主催の対話集会。25人ほどの参加でこじんまりとした集会だった。来年県議選をたたかう堤栄三さんは、今日は午後、3ヶ所の集会が入っており駆け足の参加だったが気迫のある訴えをした。
 私は市政の報告を行ったが、来年4月から始まるごみの12分別にみんなの関心があつまり、盛り上がった。
 「年寄りは12も分けるなんてむつかしい」
 「今の不燃物置き場はとっても遠い。そこに出すごみの方が多くなるし、回数も多くなる、どうにかしてほしい」
 「ごみの分別の仕方は、プラスティック・塩化ビニールなど製造された原料別に分けるべきだし、分けて集められたものがどんなものに再資源化されるのか説明がほしい」
 などたくさんの鋭いご意見をいただいた。

 私は、容器包装リサイクル法が「改正」されたが、肝心の「収集費用の事業者負担」がまたもや見送られたことをみなさんにお話しした。多くの自治体の要求をはねのけてである。
 この結果、収集費用は自治体責任のままで、莫大な市民の税金が使われることになる。
 企業はリターナブルのビンやペットボトルを使うシステムより、ワンウエイの容器の方が安上がりになるために、リサイクルには消極的である。こんな企業寄りの政策をとり続ける政府では、いつまでたっても資源循環型の社会は構築できない。
 税金の取り方も、環境の問題も、政治がすべて大企業の言うことを聞いて行われていることが問題であり、そんなやり方に「ノー!」と言えるのが選挙であることなどをお伝えした。

 また、新日鉄の公害は、ばいじんだけでなく、裏川護岸から環境基準違反の汚水が度々出ていること、構内には素堀の産廃場があることなどを話すとみんなびっくり!
 新日鉄ができてからずっと払ってこなかった4つの橋の河川使用料を、共産党の追及でやっと来年4月から支払うようになったことを伝えるとこれまた、みんな、あきれたり驚いたり。
 大企業にはっきりと物が言えるのは、日本共産党だけ。お金をもらわないし、票ももらわない。県議会にも、大分市の日本共産党の議席を回復させていただき堤さんと二人三脚で地元の問題なども取り組ませてほしいと訴えた。

2006年12月15日(金)
12月議会が終了

 今日で、12月議会が終了。12時半から「教育基本法改定反対」の街頭活動に参加。委員会で強行採決され、本会議採決を控えての宣伝行動だ。大分県委員会も、少し離れた所で、参院予定候補の山下かいさん、前県議のつつみ栄三さんが訴えた。

 宣伝行動が終わったあと、参院本会議で採決されたとしても、明日12時半から宣伝行動をしようと決めた。その時は、一人ずつマイクを握って、リレートークをする予定。

 明日の地域後援会の対話集会にむけて、お誘いをしているが、夫が亡くなったことを知っている子どもの同級生のお母さんなどからは、口では言わないが表情や目で「小手川さん、大丈夫?」というメッセージが送られてくる。だから、私の方から、一人になりとても寂しく心細いことなど、素直に、明るく相手に伝える。そして、最近になりやっと素直に自分の寂しさを語れるようになったことも。

 「元気で明るい小手川さんの姿を私たちは見たい。元気のないときはゆっくり休んで、応援するからね」と温かい言葉をかけていただいた。言葉は、心を癒してくれると改めて実感する日々を送っている。

2006年12月10日(日)
明日は10時から質問です

 明日12月11日、10時から質問に立つ。
 質問の内容は、質問が終われば明日にでもアップしたいと思う。新日鉄のばいじん問題は、ずっと大久保議員が取り上げていたので、控えていたが今回は私が取り上げる。ばいじん問題だけでなく、裏川の護岸に長年環境基準値を超えた汚水が排出されていた問題を平成10年に取り上げたが、いまだもって改善されていない問題や、新日鉄構内に存在している素堀の産廃場の問題など、多岐にわたる。
 市営住宅のバリアフリー化や4月から始まるごみの12分別の取り組み、障害者自立支援法の関連、そして小中学校に配置されている校務員さんなどの削減計画のことなど・・ぜひ傍聴においでください。

 今日は、16日に開かれる地元の対話集会のご案内で支部の党員さんと一緒にお誘いの訪問活動をしていた。赤旗を読んで下さっているお宅では「本当に面白い新聞です。ためになります」と感想をいただいた。
 事務所のご近所さん達は「ご主人大変でしたね。もう大丈夫ですか?」ととても優しい言葉をかけていただいたりもした。また、生活相談も・・・。

 来週参議院で自民・公明が教育基本法の改悪法案の採決を狙っている。今日も対話集会の案内の合間をぬって、12時半からトキハ前の宣伝行動に参加した。参加者は16名ほど。いつもは参加できない仕事をもったお母さんや学校の先生などの姿が見られたのがうれしい。慎重審議を求める声が公聴会で与党推薦の委員からも聞かれるとのことなのに、なんで採決を急ぐのか?・・・法案の中身が国民の目に触れれば触れるほど反対の声が大きくなるからです!・・・さて、今から再質問の準備です!

2006年12月6日(水)
おかげさまで元気になりました!

 「体は大丈夫ですか?」と聞かれ「ええ、大丈夫ですよ??」と、なぜそんなこというの?という思いで、答えたが、そう、日記が風邪を引き、長引いているとこで終わっていたからでした!あれからすぐにばりばり元気になり、質問の準備に没頭していました。

 新婦人の方や、11月23日に教育シンポを実施した実行委員の方々を中心に、、トキハ前で教育基本法改悪反対の宣伝行動をしている。毎日12時半から30分間、11月終わり頃からずっと続いている。私も4日と今日、参加した。
 ビラの受け取りはとてもいい。署名も、こころを込めて書いていく方が多い。やっと教育基本法に国民の関心が向き始めたことが街頭に立つと手に取るようにわかる。だから、自民・公明両党は、採決を急ぎたいのだろう。国民の関心が高まると都合の悪い法案は何が何でも短時間で通そうとする。許せない。
 国会に連日教育基本法を変えないでと、全国からの行動が続いている。大分ではトキハ前での行動が連日続いているが、全国津々浦々でも声を上げ続けている。マスコミはきちんと報道してほしい。

 昨日の地元紙夕刊「キーボード」の囲み記事に、記者の署名入りで「やらせ見過ごし反省」という記事が載ったが読まれた方がいるだろうか? 彼は04年の11月に別府で開かれたタウンミーティングの取材をしていて「あらっ、県教委の人が質問をしている」とすぐに気付いた。「さくらをやらされているのか、気の毒だなぁ」ぐらいにしか思わなかったそうだ。彼はこう結んでいる。
 「タウンミーティング問題は政府が世論をなめているとしか思えない話だ。だが、その日、記者の自分は目の前の出来事に疑問を感じなかった。反省しきりである」・・・
 教育基本法「改正」の提案説明に、文部科学相は、タウンミーティングなどで国民から「改正」の要望があったと言っているのですよ。やらせ質問でその前提がくずれているのだから、そこまで突っ込んでほしいなぁと思ったけど・・・。でも、この記事はちょっとさわやかでした。

2006年12月2日(土)
ずっとマスク・・・長引くかぜ

 23日の日記から、10日ほどご無沙汰している。
 「今年のかぜは長引くよ」と言われたがそのとおり、ぐずぐずとなかなか抜けない。「いつものかぜ」と、高をくくったのがいけなかったようだ。
 昨日は、12月議会の開会日だった。マスクをして議場に入った。こんなことは初めてだが背に腹はかえられない。どうぞ、みなさんも無理をなさらぬように・・・。

 25日は、後援会のみかん狩り、30日は野津原の産廃場問題で申し入れ、その合間に生活相談など、行事は目白押しだ。議員としてどうしてもはずせない用事は、マスクをして出かけることは出来るくらいの風邪だ。街頭宣伝や党の関係の会議参加を見送ることになる。
 教育基本法が衆院を通り参院で成立させられる方向性が出てきており、街頭から訴えたいのに出れないもどかしさ・・・。今日、やっと調子が戻ってきたのでパソコンに向かっているところ。

 昨夜遅くに「いじめ」の問題での相談の電話が入り、他の予定をキャンセルし2時間ほどお会いしてお話を聞いた。子どもを真ん中にした解決の方向を話し合った。
 これまでも、何度か相談を受けてきたこともあるし、私自身も子育てをする中で母親として経験したこともある。だからこそ、教育再生会議の議論に疑問をもっている。「いじめた子を出席停止にして指導する」という考え方や、子どもを加害者・被害者というとらえ方には首をかしげる。いじめた子どもの家庭的な問題、いじめなければ自分がいじめられるという構図が子どもたちの中で出来上がっていれば、加害者は、被害者でもあるという、子ども社会の複雑な実態。
 ──いじめている子どもこそ、大人にSOSを出している存在ではないか?もっと深い検証がいると思う。なによりも子どもたちにゆっくりかかわりじっくり向き合うことの出来る時間が教師や親たちにあるのか? など、もっと深く子どもたちの背景をとらえた対応が必要ではないか……。考えることはつきない。

 12月3日付のしんぶん赤旗日曜版にいじめを乗り越えた高3女子の体験が紹介されていた。ぜひ読んでもらいたいと思う。
 さて、しばらく質問原稿書きに追われることになる。
(写真は11月25日、後援会のみかん狩り)

2006年11月23日(木)
勤労感謝の日、そして……結婚記念日

 今日は、結婚記念日。1人で迎える第1回目の記念日となった。
 私の涙でもなかろうが、1日ざんざんぶりの雨・雨・雨!! 私はといえば実は昨日から風邪をひき、今日はキャンセルできる予定はすべてキャンセル。残念ながら教育シンポジウムにも行けなかった。しかし、ていねいに準備してやっと決まった集まりを夕方4時半から、予定していたので、それだけには出かけた。

 とてもいい集まりになって気分よく帰り、夕食が終わった頃、Tさんが、「今日たしか、結婚記念日ですよね」と夫も気に入っていたケーキ屋さんで、ケーキを2個持ってきて下さった。
 なにげないやさしさがとてもうれしく、哲二の前にお供えして、「太るかなあ」と思いながらも1個食べた。おいしかった!

 今日、「ある日の会話パートUを終わるにあたって」と題する、あとがき的な文書をアップした。哲二が亡くなってから、続けてきた会話も15話まで進んで、今日のあとがきで終了する。

 日記とともに読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

2006年11月21日(火)
「植え込みの照明灯」その後

 県議の加藤純子さんから電話があった。
 「小手川さんが日記に書いていた県庁の照明灯の件は、どうなった?」という問い合わせ。(11月9日参照)

 翌日、担当課に電話をして、お願いしたこと。3日ほどして、担当課の責任者の方から「ご指摘に基づき、夕方現地の確認をしたところ、確かに暗いので、照明灯をつけるようにしました」と返事があったことを伝えた。

 ・・・ということで、みなさんにも、照明灯の改善があったことをご報告します。ちなみに担当者に「なぜ、照明灯を消していたのですか?」とたずねたところ「あの照明灯は植え込みを照らすためのものでしたので、消していましたが・・・」とのことでした。

2006年11月19日(日)
やらせと強行採決の教育基本法改悪

 教育基本法「改正」案が衆院で強行採決され、参院でも自民・公明の強行で特別委員会が設置された。なぜこんなに強行するのか。
 政府与党は、教育基本法「改正」の法案提出を、「各地のタウンミーティングやフォーラムでの意見を踏まえた」としているけれど、政府案への賛成意見表明が自作自演だったことが明かになったではないか。法案提出の前提はこわれている。
 なによりも教育現場を一番良く知っている、小中学校の校長先生の66%が基本法を変えることに反対している。ホントに基本法がまちがっていれば、現場から変えてくれと声があがるはずだ。

 先日朝日新聞を読んでいたら、なるほどと思う川柳が目についた。
「サクラいるようじゃよほどの粗悪品」
「やらせまで教えてくれる基本法」
「この時期に法改正というセンス」
 ──見事に世論を反映した川柳だ。

 今日は「憲法9条と平和を守る大分県民集会」に参加した。朴慶南さんの話に涙し、高田健さんの話に力をもらった。まだ遅くはない。教育基本法を変えさせないために、声を上げ続けよう。
 23日には2時から教育会館で、「どうなる日本と大分の教育」と題し、教育基本法を考えるシンポジウムが開かれる。私も参加する予定だが、市民の運動のエネルギーはすごい。

2006年11月15日(水)
1泊2日の視察では……

 1泊2日の視察から家に帰り着いたのは、夜8時。

 14日は、厚生労働省へ。介護保険と自立支援法の境界層減免について、レクチャーを受けた。
 2つの制度で、国がおこなっている境界層減免は、制度を利用し、利用料を支払うと生活保護になる方を、そうならないように、減免していく制度だ。しかし、これを利用するには、生活保護の申請書を提出しなければならない。そして市の調査は、生活保護を受ける時と同じ、非常に厳しいものだ。
 それを反映して、大分市では、介護保険制度が発足してからの利用者は、トータルでわずか45人。今年発足した自立支援法では、わずか2人。介護保険でもわずか8人。さらに、毎年申請して調査をする制度だ。

 「生活保護を受給する意思がないのに、生活保護の申請書を出さなければならないのはおかしいのではありませんか?減免申請書をつくってください。」とお願いをした。
 また、関係者からの要望書も手渡した。赤嶺政賢衆院議員には、質問主意書を出していただけないかとお願いをした。

 15日は、名古屋市で、ごみ分別収集について、10時〜12時まで、2時間みっちり勉強させていただいた。どこも、出発は大混乱していたことがよくわかったし、市民との協働の取り組みがなければうまく行かないことも理解できた。説明会が始まっているが、さて、大分市はどうなるか……。

2006年11月9日(木)
無灯火の自転車
 今日は、一日会議の日だった。8時半から市議団会議。10時からわが党の全県議員団の対県予算要求交渉。すべて終わったのは4時半。
 その後、7時から8時半までは、景観法にもとづき、大分市が来年3月議会上程を予定している景観条例制定にむけての説明会。各地区(13ヶ所)で行った説明会に参加しそびれていたが、今日が最後だったので、コンパルホールへ自転車で出かけた。

 一日座っていたので丁度いい運動になった。帰り道、国道197号線の県庁沿いの歩道は、県が植え込みに設置している照明灯をケチって消しているので、いつも真っ暗。
 通る度に「危ないなあ、県に言わないといけないなあ」と思いつついつ翌日には忘れている。今日も、道路を走る車のライトの陰になり、暗い歩道を歩いている人の姿が見えにくい。やっぱり危ないと思いながら自転車で気をつけながら歩いている人を追い越し、スピードを出しかけたところで、県庁の庁舎がきれたところの真っ暗なわき道から無灯火の自転車が飛び出してきた。

 お互い前タイヤがぶつかりあわや!というところだった。相手が若い男性だったので急ブレーキをかけることができたのだろう、事故にならなかったのでよかった。
 私は、「ごめんなさい!」と、とっさ言葉が出たが、相手の男性も「すいません、すいません」と何度も謝ってくれたのが救いだった。

 明日は必ず県庁に電話をして、安全のためにも照明灯をつけてくれるようにお願いしよう!
2006年11月5日(日)
「ばいじん公害をなくす会大分」第3回総会

 2006年もあと2ヶ月足らずで終わり。時間のたつのは早いですねー。
 今日は午後から、「ばいじん公害をなくす会大分」の第3回総会に、参加した。市民団体が発足し、常にばいじん問題に取り組み、監視の目を光らせる市民がいるということは大切なことである。これが企業に対策を取らせ、行政に公害に対する監視の力を緩めさせない大きな力となることをこの2年間で実感している。
 これまでの運動の取り組みの確認、そして今後の取り組みについての方針が出された。

 様々な意見が出された。
 仕事で忙しい毎日から、ほっと一息つく生活になったとき、ばいじんのひどさを実感したという、日吉町に住む方は、畳約3畳分のトタン屋根をつくり、雨が降ればそこに降った雨水が大きな容器に流れ込む装置をつくり、半年間それを溜めた。そこに、沈砂したばいじんは160g。180坪の自宅敷地なので、半年で、8,382gのばいじんが降ったことになる。1年間だと16kgにもなるという報告には、驚いた。緻密なデーターだ。
 また、ある団地では、自動車に降ったばいじんの苦情を市に申し立て写真を撮らせている。その写真も会場に貼りだされていた。
 市民の知恵と力で、公害対策をもっと前進させたいものだ。市議会ではこの問題を取り上げる議員はいるが、県議会では大分市選出の議員が佐賀関を入れて14名いるのに、誰一人としてこの問題にふれようとはしない。大企業にはっきり物言える議員は残念ながら、日本共産党だけなのです。
 堤栄三さんも総会に参加していたが、新日鉄隣接地に住む彼の議席を回復し、ばいじん問題に県も本腰を入れて取り組むよう姿勢を変えさせたいものだ。

 次男が大学の友人を連れて4人で帰ってきた。久しぶりにたくさんの量の料理をつくり待っているが、まだ別府温泉から帰ってこないので、パソコンを開けてこの日記を書いています。お腹すいたよぉ〜!早く帰っておいで!

2006年11月4日(土)
大分市福祉のつどい「輪い和いフェスタ」

 大分市福祉のつどい「輪い和いフェスタ」に来賓として招かれ参加した。若草公園で、障害者が主役のつどい。実行委員長の衛藤良憲氏(自身も視覚障害者である市議会議員)が、文化会館など屋内で障害者だけで集会をするのでなく、外に出て健常者と触れ合う集会にしたいと、昨年から、若草公園に会場を変更したことが、語られた。
 そのとおりに、エイサーの太鼓の音に連れられ、会場に入っていった方を何人も見かけた。出店はすべて障害者施設のものだったし、ステージも工夫がこらされていた。手話サークルはぐるまと授産施設シンフォニーのうたごえと手話のコラボレーションは素敵だった。
 中学生の頃、新生養護学校に通っていた方が出ており、思わず「Hくん、私のこと覚えちょん?」と声をかけるとちょっと照れくさそうに「覚えちょんわー」と答えてくれた。
 私が、わかば園勤務時代、在園生のkちゃんと仲の良いけんか友達でよく休みの日などに電話がかかってきていた。お母さんは来られていなくてお会いできず残念だったが・・・。

 夜、所属委員会の関係職員の方が亡くなられ、通夜に参列した。40代だったと思うが、一番下の子どもさんは小学生と幼く、どんなにか心残りだったろうと思う。穏やかでやさしく受け答えをされる専門職の方だった。気丈に参列者にごあいさつをされる奥様の姿が痛々しく、4月の頃の自分の姿と重なった。心からご冥福をお祈りいたします。

2006年10月29日(日)
議会ニュース

 ちょっと遅くなっているが、9月議会報告の「めぐみニュース」を作成中。このニュースは喪中はがきのかわりのあいさつの手紙といっしょに年賀状を毎年やりとりしてる友人や親戚などに送ろうと思っている。議会報告は他の会派の議員さんもこまめに出されており、感心する。そのニュースを目にする機会も多い。

 先日、教組出身の社民クラブのA議員さんのニュースを読んだが「うーん、これってちょっと違うと思うよ」と、見せてくれた方に思わず言ってしまった。それは、「公立幼稚園の4園廃園と3園に2年制保育」のくだり。住吉・鶴崎・八幡・大道の廃園が決定され、2年制保育が金池・高田・春日に導入されることが書かれてありその後に「・・私たちは、地域の幼児教育の拠点として公立幼稚園を残すべきとの立場なので残念です」とある。公立幼稚園を残す立場ならば、八幡幼稚園存続を求める地域からだされた陳情の不採択に反対し、幼稚園廃園条例に反対したと思うだろう。しかし、彼と彼の所属する社民クラブは陳情の不採択に賛成し、幼稚園廃園条例にも賛成した。

 学校選択制の問題もそうである。子どもがいろんな問題を抱える時、いたずらに競争させることになる選択制でなく、じっくり向き合える教育が大切だとフィンランドの教育を紹介して再々質問まで行ったことが書かれてある。その後のコメントで「・・・この制度の問題は多いと議会で上記のように、度々取り上げましたが、委員会の姿勢は変わらず、議決事項ではないので、来年の4月は試行することになりそうです」とある。しかし9月議会に、市民団体から出された学校選択制の性急な試行実施の中止を求める陳情の不採択に彼は賛成した。一般質問での彼の主張には、共感していたので、彼らの言ってることとやってることが違う態度にはあきれていたが、このニュースを読んで、巧妙な表現には舌をまいてしまったし、頭に来た。彼を議会に押し上げた先生方はこのニュースを読んで、彼を始めとする社民クラブは、公立幼稚園廃園も、学校選択制導入にもしっかり反対したと思っているのではなかろうか?事実は正確に伝えなければいけないと思う。

(写真は
大船山頂上紅葉−大石豊後高田市議HPより−)

2006年10月27日(金)
ごみの12分別が予定されている

 午前中、電磁波問題の学習会に参加。昼食は会場近くの、私の大好きな喫茶店で。ここから見る風景は、おいしいコーヒーとともに、心をほっとさせてくれる一枚の絵のようで気に入っている。でも、この周辺はどんどんと田んぼがなくなり、風景がみるみるうちにぬりかえられてしまっている。

 さて、大分市は来年4月からごみの12分別にむけて、今校区単位で自治委員さんクリーン推進委員さんに集まってもらい説明会を開催している。今日は夕方5時から長浜校区の説明会があり、参加させていただいた。
 この校区は市内中心部でマンション・アパートをたくさん抱える地域。そこに住む方々へのごみ分別の徹底がむつかしいなどのご意見が出された。
 マンションの管理組合との連携やアパートを管理している不動産業者との連携が市に求められるだろう。私が議会で提案した学校教育の中での啓発をしたらどうかというご意見も自治委員さんの中から出された。

 それにしても、説明をする職員は全員男性、説明を受ける市民もほとんどが男性。分別の要を握るのは女性なのにねぇ・・・。これから、もっと細かく説明会に入るのでそこには女性の姿も多く見られるだろうとは思うけれど・・・。

 説明会の前に携帯に「野津原で、産廃場建設の動きがある!調べてほしい」との連絡が・・・。
 この地域は、大分市の水源地域。産廃場計画が出ては消え、出ては消えしている。今回も不動産業者が動き背後にいる会社はまだ表面に出てきていない。水源を守るための提案はこれまで何度かしてきているのだが・・・。
 莫大な費用をかけて大分川ダムを建設中だが、その水源に産廃場がつくられたのでは、たまったものではない。

(写真は喫茶店から見る風景・長浜校区説明会)

2006年10月22日(日)
楽しかったよ!大分県赤旗まつり

 晴天の赤旗まつり!ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!
 地元後援会のみなさんと一緒に、バザーをしたが、お客さんも多くよく売れた。朝早くから品物を運んだり、並べたりなど大忙しだったが、「よく売れたね。疲れたけど楽しかった!」「くせになりそうやな!」とはずんだ会話が交わされた。

 さて、私がお誘いして来てくださった重度障害者のSさんは、出版した自分の本を少しだけ携えていた。丁度あいさつで各テントを回っていた仁比聡平参議院議員に彼女を紹介し、この本を購入していただいた。
 仁比さんは、「せっかくですからサインを入れてください」と彼女にたのみ、彼女は「心の声をとどけます」・・・だったと思うけれど不自由な手で一生懸命そう書いて自分の名前を入れた。
 「なんかぼく、ちょっとじんときました」と、仁比さんは少し目をうるませてうれしそうな表情をされた。心の豊かな政治家がわが党にはいる!と改めてうれしくなった。
 Sさんとしっかりと握手して別れた。赤旗まつりは人と人との新たな出会いの場でもある。障害者が社会参加して生き生きと生きていけるように自立支援法の改善をお願いしますね、仁比さん! 


 加藤純子県議、堤栄三全県議をはじめ来年4月のいっせい地方選の予定候補者が壇上に勢ぞろいし、勝利を誓い合った。(写真上)
 仁比さん、Sさん、私(写真下)

2006年10月16日(月)
赤旗まつりでお会いしましょう

 平成9年、中核市に移行してから、ずっと県の施設を借りて保健所を運営してきていたが、やっと保健所建設に踏み出すことになり、10時から地鎮祭がおこなわれ、私も厚生常任委員の一人として参加した。
 大分市民の健康を守る拠点となる施設ができることは歓迎したい。平成20年2月完成、4月から稼動となる。

 さて、22日には、大分県赤旗まつりが、高尾山自然公園で、10時半から開かれる。
 地元の後援会はバザーをしようと、物品を集めて、先週の土曜日値付けをした。たくさん集まり結構掘り出し物も多くうれしい悲鳴をあげている。
 今日もまた、「品物があるよ」とご連絡をいただいた。大分県下のみなさん、赤旗まつりでお会いしましょうね!!このままずっと晴れであってほしい。
赤旗まつりのチラシはこちら

 また、28日、29日はNPO法人と大分市の共催で、DV被害者支援のための研修講座が開かれる。一級の講師による講座です。参加しませんか?
研修講座のホームーページはこちら

写真は保健所建設の地鎮祭であいさつする釘宮市長と、えばの会ホームーページ。

2006年10月14日(土)
津留地区敬老会

 今日は津留地区敬老会。舞鶴小学校の体育館に、津留・舞鶴2つの校区の高齢者500人近くが集まった。
 100歳、99歳、90歳になられた高齢者の表彰があった。100歳には津留支部のMさんのお名前が、そして90歳には大津支部のWさんのお名前があった。
 Mさんは、参加されていなかったが、Wさんは、お元気な姿を久しぶりに拝見した。会が始まる前にごあいさつをし、写真を取らせていただいた。娘さんがきて世話をしてくれると話して下さった。いつまでもお元気でいてほしい。

 大分市内の70歳以上の方は約、59000人、津留・舞鶴では合わせて2383人。
 高齢者の医療費の負担増や年金が削られて大変なことなどあいさつや、芸能プログラムの出し物のなかで、語られた。
 そんな中でも、高齢者は元気で、地域のために貢献しようではないかと、津留地区老人会連合会長が檄をとばした。やっぱり高齢者はたくましいし、尊敬する。ちなみに、会長さんは、前総理である村山富市氏のご兄弟。

 また、津留地区少年少女民謡合唱団が、「高崎山お猿サンバ」を披露してくれた。「きちょくれ、みちょくれ、よっちょくれ♪」のリズムが楽しい、お猿の四季をおりこんだ楽しい歌だ。ヒットするかな?

(写真は90歳のWさん・会場が拍手につつまれた津留幼稚園園児のフラフープ)

2006年10月11日(水)
グランドゴルフで汗!

 南津留サロンの活動日。今日は、グラウンドゴルフの日。久しぶりに活動に参加した。
 グラウンドゴルフは前に1度したことがあるくらいで全くの初心者。70代の方々の上手なこと。天気もよくいい汗をかきましたが、私の腕前は???でした。

 秋の気持ちいい風を感じながらお昼は公園でみんなで、お弁当。
 「今月は老人会の1泊の旅行も入っちょって、なかなか忙しいんで!」と楽しそうに話してくれる方々は、戦後の混乱期をたくましく生きてこられた方々。やっぱり今もたくましい!
 「介護保険料があがったなあ。もう、どんどん上がって好かんなあ」という声も・・。

2006年10月10日(火)
北朝鮮の核実験

 毎週火曜日夕方5時から30分間、地元の交差点で「自衛隊のイラク派遣反対・憲法九条を守ろう」とアピール活動を続けていることは、何度か書いてきたと思う。今日は急きょ北朝鮮の地下核実験に抗議するアピール活動に変更した。前県議の堤栄三さん、来年7月の参院選予定候補の山下魁(かい)君と地元3支部から4人、計7人集まった。

 それにしても、北朝鮮の地下核実験は、絶対許せない。国際社会が一致して厳しい態度で対応すべきだと思う。心は怒りで熱くなってもいいけれど、頭は常に冷静に理性をもって、対応すべきだろう。あくまでも平和的に解決を図る態度が望まれる。国際社会から取り残され、稚拙な外交手段しか持たない国だということが改めて明かになった。
 でも、私たちが日本という国で、生活を営んでいるように、北朝鮮に住む人々にとっては、そこが自分の生活の場であり、家族がいてささやかな楽しみや喜びもありながら生きているということを忘れてはならない。そこに暮らす子どもたちがいるということも。
 相手が稚拙な外交手段しかもたないからこそ、理性的に対応する姿勢が私たちの国には求められる。

 また、今日は、決算認定のための1日だけの臨時議会があり、急きょ北朝鮮の地下核実験に抗議する決議が、全会一致であげられた。(写真は交差点活動)

2006年10月7日(土)
二つの楽しい行事

 今日は、楽しい行事が2つ。一つは、地元党支部のみなさんが、新入党者のお祝い&小手川さんを励ます会をしてくれました。なんということはない、わいわいぺちゃぺちゃとおしゃべりをしながら、お昼ご飯を食べる会だったのですが、その心づくしがうれしかったです。
 みなさん、ありがとう。哲二が逝ってそろそろ半年です。気持ちがなかなか前向きにならず、行きつ戻りつしながら時間を過ごしている私にとって、支部のみなさんから少し背中を押された気がします。

 夜は、なんと、青年運動をしていたときの仲間との飲み会でした!!
 県外に出ていたSさんが久しぶりに大分に来たのですが、そのSさんから「久しぶりに昔の仲間と会いたい」とリクエストがありHさんがお世話をしてくれ、この日の集まりとなりました。
 Sさんは、私の夫が亡くなったこともあり、私を励ます意味でもみんなで集まりたかったようです。ありがとう。昔話に花が咲き、「そんなことがあったの?!」と初めて聞く話もたくさん。しゃべって笑って、なんと、ギターに合わせて唄いましたよ!20代の仲間が、今は40代から50代。実は歌詞カードが老眼で見えないんです!! でも、昔の歌詞ってわりと覚えているものですね。青春、祭り、たんぽぽ、ケセラ・・・でも、楽しかった!

 写真は、青年運動の仲間との飲み会・色づいた我が家の庭の柿の実

2006年10月6日(金)
大分市の基本計画

 全教(全日本教職員組合)の教育基本法改悪反対キャラバンが大分入りし、夜はコンパルホールで講演会。会場いっぱいに50人が参加。山口副委員長のお話はホットで分かりやすかったし、多くの人たちが教育基本法を変えることを望んでいないことが実態をもって語られた。学校現場の話も深刻なものだ。教師が上からの評価制度により息苦しい思いをしていることが、参加した教師から語られたが、淡々とした話し方なのに教師の息ぐるしさがよくわかった。教師が息苦しければ、子どもたちはもっと息苦しいのではないか?

 さて、大分市は現在総合計画と基本計画を策定中。今度から、議会の議決権の拡大ということで、基本計画も議会の議決を経るようになった。総合計画、基本計画とも、市政運営の根幹をなす重要な計画だ。
 こともあろうに、この基本計画の学校教育の数値目標に「標準学力検査における各教科の偏差値平均」をかかげ、小6、中1、中3の目標値を平成19年度は平均全教科偏差値51以上、平成23年度には52.5以上という案を出している。
 議会最終日の午後の全員協議会で中間報告があり、私と社民クラブの安東議員が「行政が教育内容に介入することになる、やめるように」と意見を出したが、まさに大分市の教育は、教育基本法改悪の先取りをしているのではないかと思うな事態だ。
 
 山口副委員長に「このような事例を聞いたことがあるのか」とお尋ねしたところ、「初めて聞きます」と驚いておられた。この目標設定はまだ決定されたものではない、こんな目標ははずさせなければならない。どうせたてるなら、30人学級を中学まで拡大するとか、読書計画推進のために、学校司書を配置するとか、学ぶ環境を改善するための計画は、考えればいくらでもあるはず。

(写真は講演する山口副委員長)

2006年10月2日(月)
今年も読書の秋に……

 久しぶりの日記になりました。今日は、坂の市支所の2階を改築してつくられた「子どもルーム」の開所式に参加。ここで、7ヶ所目となる。
 どこの子どもルームも利用者はとても多い。私の願いは、小学校区に1ヶ所、少なくとも中学校区に1ヶ所ほしいし、乳幼児が中心の施設もいいが、小学生も楽しめる、児童館をつくれないものか、とも思う。地域に子どもたちが群れて安心して遊ぶ空間がほしい。

 さて、今日は最近読んだ本の話。1冊は、26歳の娘さんを亡くした大分市議会の同僚、安東議員が出版した、詩集「雲の上の瞳へ」・・・。
 地元紙で紹介され読みたくなり、議会中安東議員にお願いして分けていただいた。真っ直ぐな父親の愛情が全編にあふれている。大事な人を亡くした悲しみ、絶望、そしてその絶望の淵から、頭を上げてまた前を向き歩み始めた父親の思いが1冊に込められていた。何度も涙があふれた。

 もう1冊は「憲法九条を世界遺産に」。爆笑問題の太田光さんと中沢新一さんの対談形式の新書本。
 切り口が宮沢賢治の政治思想から入ったのには驚き、引き込まれてしまった。戦後、2度と再び戦争を起こさないと決意した日本人の思いと、とアメリカ人の理想的な国をつくりたいという思いが生んだ奇跡の憲法だという。新鮮な視点での九条を守ろうというアピールだ。気軽に読み始めたが奥が深い。太田光という人そのものにも興味を覚えた。
 教育基本法を変えることを第一に考える安倍政権が誕生し、憲法を変えることも、カウントダウンを始めようとしている安倍政権。太田光さんのように、いろんな角度から声をあげてほしいと思う。

(写真は、子どもルーム開所式で子どもを抱く釘宮市長・詩集「雲の上の瞳へ」)

2006年9月19日(火)
一般質問2日目
 17日の台風被害があきらかになるにつれて、思いのほか被害が大きい。延岡ほどではないが、佐賀関の馬場でも、竜巻的な突風による大きな被害があり、大久保団長が昨日現地に駆けつけた。被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 さて、今日は議会一般質問2日目。ほとんどの議員が台風被害に対する見舞いを述べてから、質問に入った。そのくだりが少し長くなった社民クラブの議員に議長から「発言通告にないことについての発言はひかえるように」と注意が入った。臨時議会の時の、私の質疑に対する注意といい、今回の注意といいあまりにも画一的ではないかと首をかしげてしまった。

 私の質問は15日に終えた。質問原稿は近いうちにアップしたいと思う。今回増税による負担がどれくらい増えるのか、モデルケースを示しながらの質問をした。240万円の一人暮らしの年金生活のAさんの場合とした。
 昨年までは市県民税・所得税はゼロ。ところが各種控除の廃止や縮小で合わせて57400円の税が課せられ、連動的に国保と介護保険も値上げされ、これらをあわせると年間の税金や国保・介護保険料合わせて、総額24万2630円。年金の1割以上が税金に持っていかれることになる。

 寡婦(夫)控除、障害者控除を知らない方、介護保険の要介護認定を受けた方の障害者認定基準の周知、固定資産税の減免制度などを求めた。前向きの答弁もあったが、やはり高齢者の深刻な状況に対する認知が低いと実感した。
 それにしても、自民・公明の政治による高齢者を狙い撃ちにした増税策に改めて強い怒りを覚える。年金暮らしのみなさん、このお返しは、いっせい地方選と参議院選挙でしましょうね!
2006年9月14日(木)
明日、私の一般質問です

 昨日は、マスコミで市議会議員の公費による高校野球応援のことが問題になった。会派から応援には参加はしていないが、わが会派も参加した議会運営委員会で決定したことである。他の会派と同じように市民のみなさんの批判は真摯に受けなければならないと思う。
 22日議会運営委員会でこの件については話し合いがなされるので、わが会派の意見もそれまでにまとめてみなさんに何らかの形でお伝えしたいと思う。

 さて、今日一般質問の抽選がおこなわれ、私は一般質問初日の明日、3番目に質問に立つ。夕方議会事務局から電話があり、質問と、答弁が昼休みをはさんで午前と午後に分かれるかもしれないと言われた.。11時過ぎからの質問になると思う。


 いつもだと、主だった方々に電話でお知らせするのだが、今日はそれができなかった。
 実は午前中、年に1回の健康診断を受けた。初めてマンモグラフティも経験したが、今日は胃検診のために飲んだバリウムにやられてしまったようだ。とにかく気分が悪く、執行部に質問書を渡し自宅に帰った。

 しかし、はずせない用事が3時半から予定されている。無理をして出かけたが、あぶら汗はでるわ、吐き気がするわ、頭はガンガンするわ、大変な思いがした。
 何とか用事をすまし、5時過ぎやっと家に帰り横になった。気分が少し良くなったので、あったかいものをお腹に入れたくなり、冷蔵庫の野菜室にあったキャベツ、ナス、シメジ、トマトそしてたまねぎをコンソメで煮込み、スープをつくりやっと元気になったのが9時過ぎ。
 だれにも案内ができないままになったが明日もがんばります。
 今から再質問の準備です。

 写真は、9月10日に九州保育団体合同研究集会に参加するために鹿児島から来た短大時代の友人からいただいたもの。別府から足をのばし、我が家に寄ってくれ、哲二に手を合わせくれた。
 各県に散らばる短大時代の友人たちがとても心配をし、連絡を取り合っていたことを彼女から聞き、とてもありがたかったし、幾人かの友達は私のホームページを開いてくれていることも聞いた。

 みんな、大丈夫だよ!また近いうちに会おうね!
 楽しみにしています。

2006年9月11日(月)
今日から議会が始まります

 5年前(2001年)の今日、アメリカの「9.11同時多発テロ」が勃発した。それに報復するためのイラク戦争が始まったのは2003年の3月のことである。この戦争は恥知らずにも「イラクの自由作戦」と名付けられた。

 そして今、アメリカ議会はアルカイダと旧フセイン政権に協力関係はなかったする報告書を公表したと各紙が一斉に報道した。開戦の大義が否定された。やっぱり間違った戦争だった。

 奪われたイラクの人々、アメリカなどの兵士の命は帰ってこない。紛争を武力で解決する方法がいかにおろかなことか。後悔しても奪われた命はとりもどすことはできない。
 武力攻撃を決定した人々は誰一人として戦地には赴いていない。戦地で銃をにぎるのは若者だ、そして犠牲になる多くは、子ども、お年寄りそして女性だ。

 「・・武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」・・・私たちの国の憲法だ。憲法を手に取るとき、日本国民であることをうれしく思う。同時にこの憲法を変えようという動きに怒りを持つ。

 9日10日と2日間、別府で「第37回九州保育団体合同研究集会」が開かれ参加した。
 900人近い保育者、保育士をめざす学生、研究者などが一同に集い、学ぶ場だ。1つの講演8つの講座、21の分科会とたっぷり学べる場が用意されていた。
 ブルーのTシャツをきた実効委員の保育士さんたちが会場をかけまわりお世話をする手作りの集会だ。若い保育士さんの活躍する姿、明日の保育に役立てるために書籍コーナーで本を探す男性保育士さん、元気のいい歓迎行事や交流会行事の歌や踊り、なにもかもが、エネルギーとなった2日間だった。

 さあ、私は今日から議会だ!

 写真は集会のオープニングと講座「心を育てる」の講師松本英明先生(前大分少年鑑別所所長・臨床心理士)

2006年9月7日(木)
来週から議会です

 11日から、9月議会が始まる。今週初めから 質問の準備を始めた。何を質問するかは、まだあきらかにはできないが、前議会から今議会の間に生じた問題意識にもとづいて、質問の内容が決まっていく。委員会審議で取り上げるもの、最後の最後まで迷ってしまうもの、いろいろだ。

 今朝、地元紙でショッキングな記事が目に飛び込んできた。
 県内の児童養護施設で起きた、入所児童と男性職員の不適切な関係で、施設職員が解雇されたという記事だ。どこの施設かということは詮索すべきではないと思うが、このようなことが起きるということは、施設を運営する法人の体質や職員集団は、どうなっているのだろうと思わずにはいられない。

 県は、「児童への誠実な対応、管理体制の見直しを指示し、運営費の加算の一部停止をした」と書かれてあった。
 児童を、措置したのは県である。県の指導監査は、この間きちんと行われていたのだろうか? 子どもの権利が損なわれるような事実を知った職員や入所児童が、迅速に通報できるようなシステムを構築すべきではなかろうか? なぜなら確か2〜3年前にも障害児の入所施設で職員が性的暴力事件を起こしたことがあったからだ。この時も思いあまった家族が申し立てても取り合わず、結局家族が告訴して、事件になって初めて認めたという経緯もある。

 また、この入所児童に対する心のケアは、きちんとおこなわれているのだろうか? など疑問と怒りがわいてくる。と同時に、児童養護施設で熱心に働いておられる職員の方々の顔も浮かんでくる。この記事をわがこととして受け止め心を痛め、このようなことは自分の施設で絶対に起こしてはならないと研修や職員の話し合いをもつに違いない。ほとんどの児童養護施設は子どもの権利を守るために努力をし、たいへんな状況でも献身的に子どもを養育していることも忘れてはならない。

(写真は、NPO法人子どもと親の相談センター大分・通称キャポのマスコットぬいぐるみ 我が家のぬいぐるみ達)

2006年9月1日(金)
学校営繕要求の回答

 もう9月!
 今日は、8月6日に学校めぐりをした、学校営繕要求の回答を聞く日だった。1時から約1時間、教育委員会から超党派議員で説明を受けた。
 例年と大きく異なるのは、要望事項に対して「現行どおりといたしたい」という回答が増えたこと。おかしいと思い、営繕予算が前年に比べ、どうなっているのか数字を示してもらった。なんと、幼稚園は80.14%、小学校は昨年度の81.8%の予算。中学校は67.15%という。

 「そんなに削ったの?!」と驚いたのは私だけではない、すべての議員。「削るところをまちがえちょん」・・とは、自民党の議員。
 ある小学校から、二次汚染を防ぐために給食調理室の蛇口7ヶ所をレバー式に取り替えてほしいと出された要望は、「全体計画の中で状況を見ながら検討したい」との回答。
 「ちょっとまって、どういうこと?他の学校もレバー式になっていないところがあるの?」
 「はい、たくさんあります」とわりと平気で答えたのにはこちらが驚いた。
 安全衛生上、レバー式や自動給水栓は当たり前のはず。なにか、事故がおきないと対応しないのだろうか?「早急にレバー式にすべて換えるべきですよ」とくぎをさしておいた。

 また、壁がはがれて、いつ異物が混入するか分からないと修繕の要求や床のはがれの改修の要求も、「全体計画の中で・・・」との回答。こんな劣悪な環境の中、給食調理員さんたちは、どんなに神経をすり減らし調理されているのだろうか?
 ちなみに学校給食関係の管理事業費・工事費は昨年約2800万円が今年は2500万円に減らされている。

写真は9月になって初めて咲いた我が家のあさがお)