2006年8月16日(水) |
哲二の初盆会 |
今年は哲二の初盆会。多くの方にお参りいただき哲二を偲んでいただいた。
2人の息子は、小学校の頃、少年野球をしていた。哲二は、忙しい日々の中で少年野球の応援に行くのが楽しみの一つだった。子どもたちの顔も名前も良く覚え、声をかけていたし、子どもたちは「コテのおじちゃん」とよんでいた。その時の子どもたち(もう、青年ですが―写真)やお母さん方にも手を合わせていただいた。また、後援会のAさんからは、俳句を一句いただいた。『茅蜩(ひぐらし)の まだ鳴き止まず 哲二の忌』
初盆会会場には、02年に結婚二十年を記念して行ったベトナム旅行のときのスケッチと闘病生活の中で描いたデッサンを展示して見て頂いた。
14日は、自宅に親族が集まり、お経をあげていただいた。お経が終わると、遺族親族にお寺さんから、お話があった。テープにとるか、メモしておきたかった内容だった。
仏教の教えでは、命を粗末にする戦争は相容れないものであることが軽妙な語り口で伝わってきた。小泉首相が終戦記念日に靖国参拝を強行するなか、各地では平和の取り組みが草の根で広がっている。マスコミでは報道されていないようだが、今日の「しんぶん赤旗」には、「非戦を選ぶ演劇人の会」が14日夜、東京・渋谷で9回目のピースリーディング(朗読劇)を上演し550人が参加したことが報道されている。渡辺えり子さんや、宇梶剛士さん、麻丘めぐみさん、井上ひさしさんなどが出演し、今年は森山直太朗さんも歌で参加している。時代の状況に敏感な演劇人がたくさんいることは心強い限りだ。
さて、哲二が亡くなった後、闘病中のことを中心に「ある日の会話パートU」を書いてきた。すでに、13話まで書いたが、14話「哲二と日本共産党」で最後にしたいと思っている。
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2006年8月8日(火) |
アクセス1万件を越えました!! |
夜9時過ぎ、会議から帰ってメールチェックをしていると、豊後高田市議の大石さんから、「アクセス1万件突破おめでとう」とメールが来ていました。あわててホームページを開くと、10004とカウントされました。大石さんは夕方5時過ぎアクセスしたときに10001だったそうです。10000を刻んでいただいたのはだれだったのだろう?「私です!」と言われる方はメールください。
今日は、ホントに意外な方から、「ご主人亡くなったんですね。ホームページで知りました」と言われびっくり。「えっ!ホームページ見てくださったんですか?」と思わずオクターブ高い声で言ってしまいました。
反対に、この方は見てくださっているだろうと思っている方に声をかけると「知らなかった」と言われ、がっくり。やっと最近見ていただけるようになり、今ではせっせとメールでコミュニケーションをとっています。みなさん、ありがとうございます。思うがままにこれからも日記を書いていきます。よろしくお付き合いください。
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2006年8月6日(日) |
全市いっせいゴミ拾い |
今日は、全市いっせいごみ拾い。
8時からだったが、私は8時までだと勘違いし、7時からごみ拾いを始め、公園へ。・・・だれもいない??8時に集合して9時まででした。
なので、約2時間ごみ拾い・・・。とにかくたばこの吸殻の多いこと!車からまとめて道路に捨てたと思われる箇所が、2ヶ所も!怒りさえわいてくる。
地元のクリーン推進委員さんは、5時過ぎから道路の端にのびた雑草を刈って下さっていた。自治委員さんも、老人会の方も、中学生も、ふだん地域の行事にお顔を見せないような方もたくさん汗を流し、街がきれいになった。お疲れ様でした。
毎年8月6日午後は、城東地区の2中学校、5小学校をPTA役員さん、超党派の地元議員で営繕要求のための学校視察。猛暑のなか、汗だくになりながら各学校をまわった。(写真上)
今年もまた、たくさんの要求が出された。この超党派による営繕要求実現の取り組みは、大久保議員が議員になる前から続いているという。大事な活動の一つだ。
その帰り道、舞鶴高校のそばを通り、新聞で報道されていた数十年に1回しか咲かないといわれる「リュウゼツラン」を見せていただいた。(写真下)
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2006年8月4日(金) |
臨時議会開会 |
10時からは、臨時議会。毎年、大きな公共工事の契約の議案や物品購入の議案がだされる。私たちは、担当をきめて、入札方法、金額などが適切かどうか調査をして議会にのぞむ。
今年は、私が担当した。ゴミ収集車の購入は、指名業者に市内業者が入っていない。指名なので市内業者は門前払いだ。一般競争入札で行うよう要求した。
高規格救急車の医療器具など購入の入札も限られた業者で、1社が3年連続落札している。入札方法の改善を要求した。
今年の臨時議会は、物品購入の議案だけだった。議員生活30年を越える大久保議員も「こんなことは初めてだ」という。私は質疑の最後に、「今臨時議会は、公共工事の契約案件がまったくない。物品購入だけならば、臨時議会を開く必要があったのだろうか?また、違う側面から言えば、仕事があまりない中、公共工事を多くの業者が待っている。臨時議会にかけられるように工事案件の準備を急ぐべきではなかったか」という意見を述べた。
私はこのように、議案に関係のあることを当たり前に述べたのだが、長田議長は「議案に関係のない発言があったので注意します」と、のたまった。???
議会は言論の府。どうしてこれが注意をうけるのだろうか?議長には、もちろん会派として抗議をした。
11時半からは、新日本婦人の会の方々と「学校選択制の導入中止を求める申し入れ」を行った。申し入れは最初からエキサイティング。とにかく、来年4月から試行を強行する構えをくずさない。文教常任委員会では、わが党の福間議員しか導入に疑問をもつ発言をしないため議論は低調だ。説明会の住民感情とおおきなギャップが生まれている。
説明会の意見についても教育委員会は教育委員会に都合のいい形でまとめ上げて報告するので、議員にはあまり伝わっていないと思う。8月15日号の市報に「隣接校選択制を試行します」という記事を教育委員会は載せる。議会の議論はすんで試行できるという判断だ。教育委員会さん、ホントにいいの?こんな強引なスタートで?
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2006年8月3日(木) |
32年ぶりに全員集合・・・!! |
高校時代、軟式テニス(今は、ソフトテニスと言うそうですね)をしていた仲間と、当時ボランティアで仕事の傍らコーチをして下さっていた方、7名が、お参りに来てくれた。
大阪から久々に国東に里帰りした仲間に合わせて、福岡からも日帰りで来てくれた友人、国東から、日出から、大分市内からと集まってくれた。全員がそろったのは高校卒業以来だから、実に32年ぶりですね!!
お参りの後、友人の一人が民家を改造し「花民―かみん―」というアトリエ?お店?を4月に日出にオープンしているので、そこに移動し、ゆっくりと食事をしながら、思い出話や、家族の話などに花をさかせた。気分はあっという間に高校時代に戻った感じ。
ボランティアでコーチをして下さっていたNさんは、今もやっぱり少年少女のコーチをしていると聞いた。ずっとソフトテニスとともに人生を歩んでおられるのだなあと敬服。
「花民」を開いた友人はプレスフラワーを20年。彼女は、夫の両親、自分の両親の介護に明け暮れた10数年間を経験しているが、講師の資格も持ち、プレスフラワーを通して人の輪をつくっている。これまたすごい。
他のみんなも、それぞれの地でしっかりと生きている。また、会おうねと約束して夕方、それぞれの生活の場所へと帰って行った。楽しく、心やすらぐ半日だった。
写真は、「花民」に集合したテニス部の仲間たち。花民の展示品はどれもすてきなものばかりだった。
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2006年7月29日(土) |
歩道橋の撤去が始まりました! |
04年の6月議会で、国道197号にかかる今津留2丁目の役割を終えた歩道橋の撤去について質問をした。
33年ほど前、津留小学校が分離して舞鶴小学校ができる前に、小学生の交通安全対策としてつくられたものだが、今は、通る人もほとんどなく、かえって歩道を占拠し、自転車などの通行の妨げになっていた。
質問のきっかけは、地域アンケートで何人かからいただいた意見だった。地域の自治会からも、撤去の要望が県に出されていたが、そのままになっていたもの。
議会で取り上げることで、協議がすすみ、その後、堤栄三さんも、土木事務所に問い合わせなどもしてくれていた。
今朝、いつものように日刊紙の配達をして、通ったときに、すっぽりなくなっていた。一晩でとりはずしたようだ。まだ、階段部分は残っていたが、数日のうちに工事は終わるだろう。
(写真は上が撤去前、下が撤去後)
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2006年7月28日(金) |
ハリーポッターと生活保護 |
今日は、1週間に1度の休みの日だったが、昨日からの緊急の生活相談の対応のため、9時には市役所へ。
身体を壊し働けなくなった50代の男性。昨日、「お金を貸してほしい」と突然たずねて来られた。ゆっくり話を聞くと、身体を壊し1ヶ月ほど働けなかったので、全くお金がない。国保の保険証もないので病院にもかかれない。ガスは止められ、電気も今日で止まる。やみ金と思われるところに借金をしてしまい、毎日業者が押しかけてくる。八方ふさがりの状態だ。子どもさんがいるので、やけにならずどうにか生活を切り開きたいと前向きなのが救いだ。
一緒に生活保護の申請に行く。ベテランの相談員がていねいに対応してくれる。「緊急ですね」とすぐ申請書を渡してくれ、午前中に提出。午後、この方の自宅にケースワーカーが訪問。つなぎ資金も出してもらい、一息つく。病院受診も了承をもらい明日は、病院へ行く。彼のような方は、この日本で何百、いや何万といるのではなかろうか。
先日は秋田で生活保護の申請を断られた方が、抗議の自殺をしていた。少し前は北九州で、生活保護の申請を断られ餓死をした方も・・。社会保障制度が人の命を奪う。私たちの国は、大きくゆがんでいる。
イギリスでは、「ハリーポッター」の著者が最初、生活保護を受けながら毎日喫茶店に通い「ハリーポッター」を書いたことはあまりにも有名だ。この社会保障制度の違い・・・。
3時から、文教常任委員会の傍聴をする。公立幼稚園の2年制保育を来年度から、高田・金池の2園に導入、その翌年に春日町幼稚園に導入と3園の案が提案された。
また、学校選択制について、校区説明会の報告があった。批判的な意見が多く出て、地域を壊す、説明が十分でないと反対意見が目立つのに、教育委員会の、文教常任委員への説明はその辺はさらっと流し、来年度試行へむけて取り組みを強めるという。9月から学校見学会を開催するので、8月15日付け市報に載せるというのだ。しかし、地域への説明会では、「説明会で出たご意見は十分議会へも説明しご議論いただき試行については検討していきたい」と調子のいいことを言っておいて、今日の委員会への報告、議論で終わりにするという意向に腹が立つやらあきれるやら。
これが大分市の教育に責任を持つ教育委員会の姿かと思うとなさけない。
1日、議員団で教育長に緊急申し入れをすることにした。
(写真は7月9日植えた朝顔、芽が出てつるがのび始めました)
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2006年7月23日(日) |
しんぶん赤旗2万号の日 |
今日は「しんぶん赤旗」が2万号を迎えた日。
夫が亡くなってから、朝一番に仏壇の前に新聞を供えて、お線香をあげ手を合わせるのが日課になっている。今日もそうしてから新聞をめくった。
1面の「日本の税金で1戸8000万円の米軍住宅」──沖縄からの移転候補地グァムルポ──は、他紙が書かない内容。
3面は、「夫婦の命を救った最後の10円玉」(群馬県桐生市)。 病気の上、アパートを追われ、生活保護の申請に行っても何度も断られた病気のご夫婦が、知人から「なにかあったら共産党へ」と言われていたのを思い出し、最後の10円で党の事務所に電話をし、救われた記事で、思わず涙が出てきた。それは、経験者としての共感の涙だ。
「死のうと思ったが、最後に来ました」
「あのとき先生に会わなければ自殺していたと思います。追い詰められていました」
などの言葉を私も何度か聞いたが、日本共産党の地方議員ならこのような言葉はすべての人が聞いているのではなかろうか?
さて、今日は地元南津留の恒例「夕涼み会」が、初めての雨の夕涼み会となった。私も、地域サロンのボランティアの方と一緒にカレーなどの店をだす準備を午後から始めたが、大雨のため、南津留公民館での実施となった。
私は、同じ世代のボランティアのメンバーと子どもたちのエネルギーを身近に感じ、「雨もいいねぇ」なんてのんびり話し、子どもたちのかわいいしぐさを楽しんでいたが、子ども会のお母さん、お父さんはおおわらわ。輪投げやアームレスリング、○×ゲームなど楽しむ子どもたちのところに、なんと、大分トリニータの福元選手がやってきました! 子どもも大人も大喜びで記念撮影となりました!! まだ、19歳だとか、背が高くてかっこよくて大分トリニータが、みんな身近になりました。
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2006年7月18日(火) |
自立支援法利用料の負担軽減制度 |
最近、毎日日記をアップしている気がする。今日は、久々に一歩前進の制度ができたうれしい日記だ。
先週末、障害福祉課の課長から、大久保団長と厚生常任委員の私に、大分市が自立支援法の利用料の負担軽減制度を10月1日から実施すると説明を受けた。今日2時半から市長が記者会見で発表したので、やっと日記に書くことができる。詳しい内容は、市議団トップページの「速報」を開いてみてほしいが、全国的にもトップクラスの負担軽減制度だと思う。
障害者団体の方と市に申し入れも行ってきたし、3月議会代表質問でとりあげ、6月議会でも、障害者や施設で働く方々の声も紹介しながら「わが党は、応益負担はやめるべきと考えるが応急措置として国や県に対し、月額上限額の大幅引き下げや食費軽減措置の拡充・恒久化、各種減免制度の所得要件の緩和を行うよう要求すること。国や県が動かないのなら市として独自減免制度を早急につくることを求め」ると質問をした。
国や県には声を上げるけれども、市独自減免制度は困難であるという答弁だった。ところが、議会終了後に、負担軽減制度の検討が始まったようである。議会で減免制度などの負担軽減制度を要求してきたのはわが党だけだが、議会の外では、多くの障害者、家族、そして関係者、など多くの方々の声が市政に届いての成果だと思う。素直に評価したいし、関係者と大いに喜んだ。
でも、これでよしというわけではない。後退させられた制度を変革していかなければならない。それは、地方政治の努力も必要だが、何よりも、国の政治を変えなければ根本的な解決はない。
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2006年7月17日(月) |
穀田演説会と、森末さんを偲ぶ会のこと |
昨日は、午前は、教組主催の「子どもと学校選択制」の講演会。
午後は「日本共産党84周年記念演説会」があり、穀田恵二国対委員長の京都弁の軽妙な語り口に笑ったり、国会での論戦の中身が、より身近に感じられた。会場いっぱいの人人人だった。
哲二は、身体障害者授産施設「ワークスペース樫の木」をつくる運動にかかわり、理事をしていたが、同じ運動にかかわり、開設当時の施設長をされていた理事の森末隆さんが、6月25日ご逝去され、今日が「偲ぶ会」だった。ご夫婦で哲二の「お別れの会」にも足を運んでいただき、哲二を惜しんで下さったのに・・・。森末さんの突然の死に、実感がわかない。
33年間教師として民主教育の実践に誠実にかかわり、そして、障害者運動、施設づくりに携わり、胃がんを患ったため施設長を3年で辞めざるをえなかったが、その後は、ご自分のペースで様々な別府での運動にかかわってこられた。温厚な笑顔が忘れられない。
今頃、哲二と「樫の木」の未来について語っているだろうか?
心からご冥福をお祈りいたします。
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2006年7月15日(土) |
今日の活動2 市による新日鉄の調査写真公開の説明会 |
夜は「ばいじん公害をなくす会」主催で情報公開資料に関する説明会に参加した。
大分市は、04年12月に、4日間かけて新日鉄の集塵機の調査に入り150基の集塵機すべての写真、特に操作盤部分を撮った。
会から、「新日鉄は夜になると集塵機を調整しているのではないか」と、住民の情報提供に基づき、市や新日鉄に申し立てていたし、住民からも、「夜、新日鉄はばいじんをたくさん出している」と少なくない指摘があったからだという。
昨年1月20日会員のお一人が、その写真などを情報公開するように公開請求した。市は、一部非公開ながらも公開決定を昨年3月4日にした。ところが、3月15日、新日鉄から「公開するな」と異議申し立てがあり、1年間にわたり、公開を拒む新日鉄と公開をすべき立場に立つ大分市が情報公開審査会で争っていた。
そして、この3月、審査会は、一部非公開ながらも新日鉄の異議申し立てを退け、公開を決定した。時間はかかったが、情報審査会は、まともに機能したといえよう。また、あくまでも情報公開を主張してゆずらなかった市の担当課の姿勢は評価したい。
しかし、何よりも市に写真撮影に踏み切らせそして、情報公開の取り組みをした、住民運動はすごい。
今日の説明会で、集塵機の操作盤は、ONとOFFだけでなく、高速・中速・低速などと調整できる装置がついたものが、種々合わせて、23基あったことがあきらかになった。(これまで新日鉄と市はONとOFFしかないときっぱり言っていたのだ!)
ただ、夜間低速にするなどしていない、生産の状況に応じて、自動的に変わるようにプログラムされているという。
・・・信じがたいというのが住民の率直な感想だ。「数字なんかどうでもいいです!とにかくばいじんをなくしてください。実態を見ればわかるはずです。市は新日鉄の肩をもたずに、住民の言うことを聞いてください!」と訴えられた女性の声が背後地住民のすべての人々の声だろう。世界1級の製鉄所づくりをめざす新日鉄だ。世界一のばいじん対策をするのは当たり前だろう。
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2006年7月15日(土) |
今日の活動1 格差社会について考える |
今日は、党創立84周年記念日。本当なら、街頭演説に出るべきと思うが、私の精神的状況はまだ、そこまで至っていない。
以前は「〜しないといけない」という思いが先にたってあせっていたが、気持ちがついていかず、最近は「大事なパートナーを失って、まだ3ヶ月なのだ。ゆっくり歩み出せばいい」と、開き直ることにした。ずいぶん気持ち的には楽になった。
今日は、午前中は日赤に入院している友人に会いに行った。
夫が亡くなった病院であり、いままで足がむかなかったが、今日は「行ってみよう」という気になり足を踏み入れた。いろいろ思い出したが、大丈夫。涙は出なかった。
午後は、大分県弁護士会主催の「格差社会と生活保護の現状を考える」というテーマで、専修大学教授唐鎌直義氏の基調講演とシンポジウムに参加した。3時間あまり、生活保護がどうあるべきか、イギリスの生活保護の仕組みをモデルに、日本との違いを浮かび上がらせた。また、格差が広がっていることを具体的な数字で示し、富の配分の仕組みを変えることが必要なことを分かりやすく伝えてくれた。
シンポジウムでは、生活保護関連の様々な裁判を闘っている弁護士さん、餓死事件があった、北九州で「生活と健康を守る会」の相談員をされている方など、本当にリアルな話が続いた。ここに書ききれないが、生活保護や格差社会に目をむけたシンポジウムを大分県弁護士会が開催したことがとても大切だと思う。
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2006年7月14日(金) |
なぜ学校選択制?疑問続出の説明会 |
大分市は、「近い学校に通える」、「特色ある学校づくりが進む」、「市民が学校を選択できる」という、うたい文句のもと、学校選択制を導入しようとしている。
来年4月から市内中心部の小学校10校、中学校4校を対象に試行するという計画だ。
説明会が小学校区毎に始まり、昨夜は住吉小学校区の説明会に、地域のみなさんの生の声を聞くために参加した。
7時から9時の予定が9時半までのびたが、参加した保護者、地域の方々の声は、学校選択制は、住民・子ども・保護者の声を聞いていない。考え直しなさいというものだった。しめくくりに校区の自治会長さんがごあいさつをされたが、はっきりと「住吉校区は反対です!」と述べた。
「特色ある学校というけれど、子どもと先生と保護者が一緒になってつくりあげていくものではないですか。中に入ってこそわかるし外から見て判断できるものではない」と言ったお母さん。
母子家庭で子どもだけで留守番させているとちょっと遅れて駆けつけたお母さんは、「市民全部の意見を聞くためにアンケートをとってください。パブリックコメントの意見はわずか152人ではないですか!」
今日で9ヵ所目の説明会だが、そのすべてに参加したという、父親でもあり教師でもある男性の方のご意見は圧巻だった。
詳しくは書かないが、言うことすべてが納得できるものだった。11日の長浜小学校区の説明会にも参加したが、自治委員さん方の怒りは相当なものだった。
「前に並んでいる教育委員会の方は、教育現場のこと、地域のことが分かってないんじゃないの!」
……そのとおりでしょう。「重大な問題があれば、検討しなおす」と議会で答弁しているが、地域の方の反対の世論こそ、重大な問題ではなかろうか?このままの導入は認められない。
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2006年7月12日(水) |
今年も平和行進 |
今年も、平和市民公園から、大手公園まで平和行進に参加した。
長崎−神奈川の通し行進の方2名が先頭だ。あまり日差しもなく風もふき、昨年と違い歩きやすかったが、それでも暑いことにかわりはない。
驚いたのは、鶴崎駅から大手公園まで約3時間歩き通した77歳の女性の行進者がいらっしゃったこと。大手公園の中央集会で紹介された。
この日の行進者は、50人を越えていた。車の中から手を振って下さる方、会釈をしてすれ違う女性の方、舞鶴橋の上では反対側の歩道を歩く舞鶴高校の生徒たちと出会った。 手をふって応えてくれる高校生もいたし、「何だろう?」と興味深げに多くの高校生が見ていた。
核兵器廃絶を訴える行動が若い人たちに引き継がれることを願ってやまないが、それより、こんな行動をしなくてもすむ世界が一日も早く来てほしいと思う。(写真は大分市の平和行進の縁の下の力持ち広次市議・中央集会であいさつをする2人の通し行進者)
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2006年7月9日(日) |
戸田奈津子さん講演会 |
昨日は午前中、地元支部の支部会議に参加し、午後、男女共同参画推進室の「戸田奈津子さん講演会」に参加するつもりで能楽堂に行ったが、満員で入れなかった。ロビーまで人がいっぱい。
今回は講師が戸田奈津子さんということで、若い人、カップルの姿がとても多かった。
いつもだと、用意した会場は半分が埋まるくらいらしい。担当職員は、てんやわんやしていた。私は、満席をうれしく思いながら、もう一つ重なっていた別の会議の方へ急きょ変更。
そして一夜明けた今日は、一日党の会議に参加。
久しぶりに晴れ間がのぞいたので、夕方は、蚊に刺されながら少しのびた庭の草取りをし、昨日の講演会の入り口でもらった朝顔の種をまいた。
うまく芽がでるといいけどなあ。
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2006年7月7日(金) |
大石さんの控訴審 |
昨日、厚生常任委員会の2泊3日の視察から帰ってきた。
そして今日は大石さんの福岡高裁の控訴審傍聴のために貸し切りバスで福岡市まで。
2台の貸し切りバスは、満員。参加者は大分県から120人ほど。そして、全国から、260人ほどが福岡高裁につめかけた。大石さんの力強い決意表明を聞いて、傍聴券を求めて並んだが、残念ながらはずれてしまい、傍聴できなかった。
高裁での控訴審は、@続審、A覆審、B事後審があり、大石さんは、「事後審」で争われることになる。即ち「1審判決に誤りがあるか否かを1審で調べた証拠・法律を検討し、誤りがなければ控訴棄却、誤りがあれば原判決を破棄し、自判か差し戻す」ということになる。「大石さんを守る大阪の会」のニュースを読んで知った。
今日は、大石さん自身も法廷で意見を述べ、弁護側は、無罪を要求した。
今度こそ、裁判所はまともな判断をしてほしい。法は、正義の味方であることを証明してほしい。
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2006年7月2日(日) |
DV講演会に参加しました |
今日の午前中は、大分民商婦人部の第17回定期総会に参加。堤栄三さんと一緒に、ごあいさつをさせていただいた。(写真はあいさつする堤栄三さん)
所得税法に「配偶者とその親族が事業に従事したとき、対価の支払いは必要経費に算入しない」って定めてあること知っていました? ひどいですよね。所得税法第56条の撤廃を求めて行動すること。平和を守ること。そしてなによりも、商売を守ること。
がんばれ、民商婦人部!
午後は、1時から、大分市とNPO法人「えばの会」の協働事業による中島幸子さんの講演「DVって知ってる?」に参加した。
DVだけでなく児童虐待やモラルハラスメントにも共通するお話を、アップテンポで聞かせていただいた。会場は満杯。大学生、男性、そしてカップルの姿も見られた。
時々DV相談を受ける私としては、相談者に言っていいこと、悪いこと、そして、どのように考えるべきなのかを改めて認識させられた。児童虐待もそうだが、DVについても、相談を受ける仕事をしている方々は、常に研修を行い、自分の日常の仕事のあり方を振り返ることが大切だと思う。一度話を聞けばそれでいいというものではない。
今日は、DV相談を受ける立場の市や県の担当者の姿も見られ、考え方の土台が同じになるなととても心強く思った。
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2006年6月27日(火) |
「めぐみ日記」一周年! |
昨年、6月24日から書き始めた「めぐみ日記」は一周年を迎えました!
ご愛読?ありがとうございます。
アクセス数も8,000を超え、1万になるのが楽しみです。丁度1万をカウントするのはいったい誰なんだろう?
昨日で議会が終了し、今日はお休みをとって、部屋の掃除や、たまっていた雑用を片付け、夕方5時からは、堤栄三さんと一緒の交差点アピール活動へ!
昨日広次議員の反対討論の中で改めて明らかにしたが、定率減税の廃止・たばこ税の値上げ、さらに、地方税法が改悪され、課税所得200万以下の方の市県民税の合計税率は5%から10%に引き上げられる(700万円を超える方の税率は13%から10%に下げられる)。
また、個人市民税の非課税限度額の引き下げなど、所得の低い人から税を更に取り立てる仕組みがしっかりつくられた。
私は、頭にきている。そうして集めた税金が、アメリカ軍のグァムへの移転費用などに2兆円、自衛隊のイラク派遣などに使われているではないか! 怒りをこめて、街頭から告発をしたが・・・。
6時半から、前進座創立75周年記念公演へ。しぶる友人を誘っての歌舞伎だったし、途中眠くなったらどうしようなどと2人で話していたのだが、終わってみれば「来てよかった!」と2人で感動しまくっていた。めったに聞くことのできない「口上」に始まり「近江のお兼」の舞踊の美しさと馬の足に魅せられ「佐倉義民伝」で前進座歌舞伎に完全に魅せられてしまった。年貢米の減免を嘆願する百姓衆の「お願いでござりまする」の唱和は今でも耳に残っている。 江戸時代の重税と現在の重税と、だぶってみえたのは私だけだろうか? 「場面ごとが一枚の絵のようだった」と友人が言った。とても豊かな時間を過ごすことができた。
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2006年6月23日(金) |
乳幼児医療費助成制度 |
今日で、常任委員会が終わった。26日月曜日で6月議会は終了する。
「乳幼児医療費助成制度」に、自己負担を持ち込む条例改正の執行部案に対抗する形で、わが党は、無料化制度の継続をし、3歳以上6歳までの通院は、1回500円、月4回までの自己負担はあるが一歩前進となる条例案を提案した。21日に厚生常任委員会で、審議され、私が提案説明と委員会での質疑に答えた。
残念ながら、議案は自民・公明・社民クラブ・新市民クラブ・民主の反対で否決された。でも、審議の中で、通院のばあい、1ヶ月4回以上の通院はわずか、7%程度しかいないことが明らかになった。つまり、9割以上の方は、かならず通院の時は自己負担がいるのである。
大分市が独自にこれまでの入院及び食事療養費、3歳までの通院の無料化を継続するには年間約1億6千万円ほどの予算がいる。でも、大分市はここ3年でみても、不用額が年間26億円から31億円あり、翌年に繰り越している。この1割もあれば十分なのだ。
それでも各会派の反対の理由は、口をそろえて「共産党さんのご主旨はよくわかるが、財源の厳しい中、現段階では反対である」「ご主旨はよくわかるが、少子化対策は多岐にわたる。執行部の案はあらゆる面から検討して出されたものであろう」などと、理由をつけて反対をした。「ご主旨が分かるのなら、賛成してほしいものですねぇ」と皮肉を込めて討論をしたが・・・。
3歳までは共働きもできない世帯も多く、収入の低い若い世帯にとっては、自己負担の導入は少子化対策に逆行する。また、大分県医師会が知事と自民党県連会長に自己負担の導入は少子化対策に逆行することなどをはっきり述べていることからも、10月実施されれば、子育て世代や市民から大きな批判をあびるだろう。
私は討論の中で、引き続き制度の改善のために力を尽くすと決意を述べた。
写真は「ご近所の方にいただいたお花」です。
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2006年6月17日(土) |
哲二を偲ぶ会 |
医療生協の職員有志の方の呼びかけで哲二を「偲ぶ会」が開かれた。
「急にいなくなり、ぽっかり穴があいたようにある」
「みんなで思いを言葉にして語り合いたい」
「そして、そこから歩み始めたい」
という思いで開きたいと事前にお話があった。
6時に始まった会は、2時間の予定をオーバーし3時間たっぷり泣いたり笑ったりした。
哲二のお酒にまつわる失敗の数々は爆笑の渦につつまれた。
N院長からは、断酒歴20年のTさんが哲二の死を聞いて診察室で泣きながら話した思い出を語っていただいた。アルコール依存を絶つために長期入院をし、自宅に帰ったTさんを哲二は毎日夕方訪問し、「Tさん、大丈夫かな?」と声をかけていたそうだ。哲二がいなければ、断酒歴20年のTさんはいなかっただろうと言われた。
みんながそれぞれの思いを語っていただき、本当にありがたかった。でも、もう哲二はいない。病院で働くみんなが、医療生協の理念を真ん中において団結してほしい。
医療制度の改悪が強行され、ますます、医療現場は大変になるし、医療を受けなければならない人が病院に行けなくなるのは、目に見えている。そんな人たちのためにこそ、医療生協がある。
がんばってほしいと思うし、みんなの思いを聞いて、がんばれる人たちがたくさんいると思った。
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2006年6月16日(金) |
一般質問が始まりました |
昨夜は「旧わかば園」を今年退職された2人の方を送る夕べがあり、参加をさせていただいた。なつかしい人たちに会えて思い出話に花が咲き楽しいひと時を過ごした。
みんなの共通した思いは、いろいろあったけど、子どもを真ん中に置いて、上司も部下もなく、真剣議論したこと、よく遊んだこと……。本当に楽しかった。
わかば園時代の私があって今の私があると思う。
さて、今日から一般質問が始まり今回は、25人が質問に立つ。今日は、9人が質問。
わが党は大久保議員と広次議員が持ち時間いっぱいの1時間。今回は他党派の議員でいつもより長い議員もいて、すべて終了したのは、5時40分前。
私の質問は、19日月曜日の5番目。私の前の方々が何分するか、わからないので午後1時頃からとご案内している。
先週末から、原稿作りと調査に追われた。調査のために14日は、久しぶりに高崎山に足を運んだ。内容については、議会の質問で明らかにするが……。
さて、みなさんは「おさる館」に行ったことがおありだろうか? そこでクイズ。さるにも人間と同じように血液型があるそうです。さて、何型と何型があるでしょう?答えは、「おさる館」でどうぞ!!
昨日は、障害者自立支援法の関係で養護学校へ、卒業後の子ども達の進路の状況を聞かせていただいた。熱心な先生にお会いすることができた。……ここにも、子ども達のために一生懸命がんばる人がいる……とうれしくなった。
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2006年6月12日(月) |
6月議会はじまる |
今朝の震度4の地震は、すごかったですが、被害はありませんでしたか?
自然の力には逆らえないこと、私たちの国は地震の巣の上に存在していることを改めて思い知らされた朝だった。
今日から市議会が開会。私たち市議団は、乳幼児医療費助成制度の条例改正案を、議案提案した。今日の本会議で、市長の提案理由説明のあと、私が、4人の議員を代表して、提案理由説明をした。
以下が、提案理由の説明。
「日本共産党の小手川めぐみです。私は、議員提出議案第3号『大分市乳幼児医療費の助成に関する条例改正について』共同提案者を代表して、提案理由の説明をいたします。
乳幼児医療費助成制度は、医療費を助成することにより早期治療を促進することで、乳幼児保健の向上を図ると共に、子育て支援としても長年にわたり役割を果たしてきた制度であります。
本案は、新たに通院に係る対象年齢を6歳まで拡大しようとするものであり、その際、一定の自己負担をしていただくものであります。ただし、従前の助成制度の対象者につきましては、引き続き、無料化を継続するとともに、入院時食事療養費につきましてもこれまで同様、助成の対象とするものであります。
出生率の低下に歯止めがかからない現状を考えるとき、子育て世代の子育てにかかる負担の軽減には国県市をあげて最優先で取り組むべき課題であると考えるものです。議員の皆様方におかれましては、慎重ご審議の上、ご決定たまわりますようお願いいたします。」
「4人いれば、市長と同じ権限があります。4議席を確保させてください!」と、市議選の時に訴えさせていただいたが、その4議席で、この議案が提案できた。
市長が出してきた乳幼児医療費助成制度の条例改正案は、県と同じで、これまで、自己負担なしだった通院の3歳未満と6歳までの入院に自己負担を導入すること。そして入院給食費は助成制度からはずすという議案だ。この2つの議案は、私が所属している厚生常任委員会に、付託されて審議される。
今日から議会だということをどこで知ったのか(たぶん、ホームページを見たんだと思うが)今朝、県外に住む2人の息子からそれぞれメールが入った。
「・・・いつもどおりの母さんでがんばって行ってらっしゃい」
「議会がんばってね。遠くから見守っています・・・」と。
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2006年6月5日(月) |
共産党提出の条例改正案 |
大分市は6月議会に、乳幼児医療費助成制度を県の方針通り提案する。
通院は3歳未満から就学前までと対象年齢を拡大するけれど、その代わり入院給食費は全額自己負担。入院は1日500円、最高14日間7000円の自己負担。そして通院は1医療機関1日500円を1ヶ月4日まで、2000円の自己負担。(ただし3歳未満は1ヶ月2日まで、1000円を上限とする)という、大変分かりにくく、簡単に言えば「病院にかかるときにこれまでの無料が、有料になるよ」という条例改正案だ。
私たち日本共産党市議団は、多くの関係者が、一部負担なしのこれまでの制度の継続を望む声が多いため、これまでの無料化制度は継続すること。そして、3歳から就学前までは、通院の医療費助成制度を拡大し、拡大した対象者には、月額最高2000円の負担はしていただくという条例改正案をつくった。
4人議員がいれば、市長と同じように、議案を議会に上程することができる。今期、4本目の議案になる。今日は議会運営委員会が開かれ、議員提出の議案をだすことを大久保団長が、説明した。
議案作りは本来とてもややこしく大変なものだが、大分市は、この4月から、議会に政策調査室がつくられ5人のスタッフがいるため、とても助けられている。
夕方のニュースで、大分県は昨年度の出生児数が始めて1万人を割り、出生率は、九州で福岡に次いで低いため、広瀬知事はNPO法人と協力し、子育て支援を強化するという。
ちょっと待ってよ!それなら乳幼児医療費助成制度の自己負担分をなくせばいいのに……。
午後から、障害者団体の方の県への緊急要望に同席した。
障害者自立支援法で、施設も、障害者も、家族も、このままでは何が起きてもおかしくないというところまで来ている。
諸悪の根源は応益負担の導入だ。要望はいくつかあったが、一番中心は「国に減免制度を創設するように要望すること、なによりもまず県が減免制度をつくること」だった。
重度の障害者本人、家族、施設で働く職員の方々の、せっぱつまった訴えが続いた。障害福祉課の課長は痛いほど自立支援法による障害者や家族、施設の痛みはわかっているように感じたが、「財政が厳しい」という。
そうだろうか?大入島の埋め立てに使うお金よりも障害者施策へ。キャノン誘致の土地造成にかかった費用はちゃんといただいて障害者施策へ。まだまだあるんじゃないかなあ? 無駄遣い。それをやめてまわせばいいのに……。
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2006年6月4日(日) |
骨密度は20代!だって |
今日は、医療生協在宅総合センター「すこやか」の第3回すこやか祭り。(写真)
昨年に引き続き2回目の参加。
昨年より参加者も多く、ディサービスの利用者さんだけでなく家族の方々やご近所の方の姿も。
今年は入り口で、血圧測定や体脂肪測定そして骨密度測定もしていた。血圧も体脂肪も自分がどの程度か知っているが、骨密度だけは測ったことがないので、初めて計ってもらった。
なんと結果は、「20代ですよ」と言われて大喜び!でも、体脂肪の数字は、公開できませんね。あんまりみたくない・・ですね。
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2006年5月30日(火) |
乳幼児医療費助成制度改定 |
28日、日曜日に哲二の四十九日の法要をおこなったが、実は今日が本当の四十九日だった。
さて、大分県は昨日、乳幼児医療費助成制度の改定についての準則を発表した。対象年齢は就学前までに拡大するけれど、自己負担を通院で1回500円、1ヶ月2000円を上限(ただし3歳未満児は1年間に限り1000円)入院は1日500円、1ヶ月7000円を上限として負担。入院給食費780円は助成の対象からはずすなど。これに対し、「これでは制度の後退ではないか!」「少子化対策、子育て支援を充実しなければならないのに・・・」など無料化制度の継続を求める声が届けられている。
大分市は6月議会に制度改正の条例改正案を予定しており、今日、釘宮市長に対し、日本共産党中部地区委員会と市議団で無料化制度の継続を求める申し入れをおこなった。
釘宮市長は、県議時代この制度の導入を求め質問をしたこともあり、特別の思い入れがあるとの話も伺ったが、二言目に出てくるのは、「財政が厳しい」という言葉。
子どもの病気を喜ぶ親はいない。病気になったときに安心して病院に駆け込める制度の継続は、子育て支援だし、少子化対策のひとつだ。
県がやらないのならせめて市が、3歳未満はこのまま無料で、入院も無料は継続してほしいと思う。
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2006年5月21日(日) |
ホンモノの警察官 |
今日は行事の多い日。何に参加するか迷いに迷ったが、午前中は地元の体育祭へ。
午後は、久々に「おおいた市民オンブズマン」の総会に参加した。
今回で12回目の定期総会。今は少し遠ざかっているが、新米議員の頃、オンブズマンの活動により、情報公開の仕方、公文書の見方、税金の無駄遣いを絶対に許さない姿勢を学んだ。
官官接待の追及、入札制度の改善、美術館の美術品購入問題、最近では社会福祉法人の保育所運営費の不正流用など、情報公開制度を活用して議会で追及した問題は多い。
さて、今日の記念講演は、昨年1月に、現職警察官として初めて警察の裏金つくりを、記者会見で告発した仙波敏郎さんの「私はなぜ、告発選んだのか」と、仙波さんと歩みを共にしている元サンケイ新聞記者の「形骸化した民主主義」だった。
質疑を含んで約2時間半、あっという間だったし、久々に胸躍る話を聞かせていただいた。
大分県警でも問題になったことを覚えておいでの方も多いでしょう。愛媛警察で長年にわたり組織的に裏金作りが行われていたことを記者会見で告発したが、記者会見の前夜、上司から呼び出され、公表するなとあの手この手の懐柔策が行われたこと。
自宅に帰れば拘束されるだろうと予測し、公安の尾行をまいて、ホテルに泊まり、記者会見1分前に会見場所に入ったこと。
興味深い話を聞かされた。
仙波さんは、自分は警察官になるときに「なにものにもとらわれず、なにものおも恐れず、不偏不党を貫き・・・」という宣誓書に署名をした。その署名どおりに警察官として歩んでいるだけだと言う。だから、裏金づくりのためのニセ領収書作成に手を貸さなかったという。
自分の話に万に一つでもウソがあれば、現職警察官なので懲戒免職になる。自分が話をする時は、必ず公安・監察が紛れ込んでいるが、気にしない。(今日は参加者が30人程度でありもぐり込めなかったか?)
現職の警察官にこそ自分の話を聞いてもらいたいとまず、話された。
困ったときに助けてくれる警察にならなければならない、そのためには裏金つくりの上手な警察官が昇進するのではなく、現場のことがわかる警察官が要職につくようにならなければ、犯罪検挙率は上がらないし、警察官だけは信頼できると国民から信頼できる機関にはならないと話された。
何よりも、犯罪を取り締まる側の警察が犯罪を犯してはならないと話された。書きたいことはまだまだあるがキリがない。肩ひじはらず、自然体で真っ正直な生き方を貫いているホンモノの警察官の話だった。
(下の写真は支える会HPから)
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2006年5月17日(水) |
障害者「自立支援」法一ヶ月 |
障害者自立支援法が始まって1ヶ月が過ぎた。
昨日は、授産施設に通うGさんから直接話を聞いた。彼は、自分の仕事場所である授産施設に通うために4月から、月、16000円を超える負担をしなければならなくなった。
障害年金だけでは一人では暮らせないため年金暮らしの家族と同居しているが、
「仕事をするためにお金を払わなければならないのはおかしいではないか。そうまでして施設に通わなくてもいい」
と家族からいわれたと言う。
しかし、施設に通わなくなると身体を動かすことも少なくなり、身体能力はもっと落ちていくだろうし、障害はどんどん重くなっていく。また、社会とのかかわりも断ち切られてしまう。
生活が大変な家族の気持ちも、そしてGさんの気持ちも、痛いほどよくわかる。
改めて法律の冷たさを思う。障害者孤立支援法だ。
今日は、障害者団体の方が、「障害者自立支援法に基づく個別減免申請手続きの改善を求める要望書」を提出、それに同席をした。
今回の法律で、負担金を払えば生活保護基準を下回ってしまう障害者に、生活保護基準に達する金額までは負担金を減免する制度が国によって作られている。その申請は、障害福祉課の窓口でするのでなく、生活福祉課(旧保護課)の窓口で生活保護の申請手続きに仕方にのっとってしなければならない。
生活保護を受けずに障害年金だけで生活することを選んだ障害者に対し、保護を受けると同じ調査をするという国のやり方はおかしいし、改善していかなければならない。
が、実は、個別減免申請を一番に大分市でおこなったMさんに対し、言葉による人権侵害があったという障害者団体の申し入れである。
その内容を申し入れ文書に書き、申請の時に同席したヘルパーさんの確認もとっているのに、生活福祉課は、「Mさんに対応した本人に確認したがそんな言い方はしていない」の一点張り。
「では、なんと言ったのですか?」と聞き返すと「それはなんと言ったか本人に聞いていない」と逃げる。思わず団体の方から「では、これからはテープを取らせてください!」という声が上がった。
「生活福祉課に行った市民の方はお客様です。丁寧に対応すべきではないですか?」という声も上がったが当然の指摘だ。障害者団体の方からは、当事者に謝罪をすべきだし、今後の対応の仕方を変えるように厳しい指摘がされた。人権研修をしているとしきりに言っていたが、その中身が問題だろう。
また、全国で広がっている自治体独自の負担金の減免制度の創設も求めたが「県が統一的にすべきもの」と逃げてしまう。県・市が足並みをそろえて取り組んでほしいし、取り組むよう運動を広げなければならないことを痛感した。
8年〜9年前だったか、大分市で障害者を抱える家族の無理心中事件があった。同じことを繰り返させてはならないし、もうすでに福岡では事件が起きているではないか!
お金を払わなければ障害者が外に出れないシステムは絶対おかしい!!
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2006年5月12日(金) |
巨大給食センター |
大分市が計画している巨大給食センターは、日田市のものがお手本だという。それで、新日本婦人の会の会員さんや、学校給食に関心のある方、そして広次議員の計9人で日田市の学校給食センターに見学に行く。
日田市議会議員の矢野美智子さんの紹介ということもあり、とてもていねいに説明をしていただいた。感想は、とにかく給食を作るすごい工場で・し・た!
オートメーション化された、学校給食という製品工場。日田市は昭和43年に中学校の給食を始めるにあたり、それまでの自校方式を学校給食をセンター方式に変えてしまい、なおかつ平成12年にセンターの建て替えにあたり、民間委託にしてしまった由。
現在6千食余りを作っているそうだが、食事ではなく製品だなーと思った。もちろん地産地消は夢のまた夢といったところでしょうか?
大分市では8千食の給食を作る工場になるので、地産地消は無理だろう。もともと巨大給食センターという発想自体が、手作り、愛情といったものを切りすて、「効率化」のみを徹底追求するという思想です。
子どもを手塩にかけて育てることは、非効率で不経済なのでしょうか。地産地消の原則で、地域の人と共同で学校給食を支えることは、時代遅れなのでしょうか。自校方式の、あのおいしそうなにおい、作りたてのあたたかい給食を子どもたちに食べさせることは、あまり価値がないことなのでしょうか。
私はそうは思いません。
効率化は教育分野に持ち込むべきではないと私は思う。
工場でつくる製品ではなく、心を込めることのできる手作りの昼食を子どもたちに食べさせたいと、心から思う。
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2006年5月8日(月) |
いつもの忙しい日々 |
4月5日からお休みしていた毎週月曜日朝8時からの津留の交差点の街頭宣伝を今日から再開した。もちろん、私が休んでいる間も、堤栄三さんはずっと宣伝していたが……。
そして市役所に行って6月議会に向けての調査。障害者団体から依頼されていた市への申し入れの日程調整、DV被害者の相談など、いつもの忙しい日々がやってきた。
哲二を失ってしばらくは、外に出る気にならず、人に会うこともつらく、ちょっとしたことで涙が出て大変だった。こんなに元気に仕事ができる日が来るとはその頃は思いもしなかったが……。
日にち薬とはよく言ったものだ。5月1日メーデーに参加。3日は、昨年哲二と一緒に参加した「平和憲法守る会・大分」の講演会に、今年は津留地域の方々と誘い合って参加し、リハビリ?になったようだ。
また、今日からホームページにアップしたが、「ある日の会話パートU」を始めた。外に出ることができず家にこもっていた時や連休中に思いを書き溜めていたものを冷静になった気持ちで一つひとつ見直し手を入れている。
写真は、メーデーであいさつする堤栄三前県議と5月3日憲法記念日講演会
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