12月14日(水)議会最終日、斉藤由美子議員が行った反対討論の要旨は以下の通りです。
日本共産党の斉藤 由美子です。私は、日本共産党議員団を代表して、各常任委員長報告に対する反対討論を行います。
はじめに、
議第84号 令和4年度大分市一般会計補正予算(第5号)についてです。
令和4年度12月の一般会計補正額は、70億3,800万円です。
物価高騰対策関連では、中小企業者等物価高騰対策支援事業の6億9,500万円、社会福祉施設等物価高騰対策緊急支援事業の1億40万円など合わせて16億4,940万円、また、新型コロナウイルス感染症関連では、ワクチン接種事業8億9,500万円やPCR検査等助成事業2億6,900万円など合わせて13億7,980万円、その他、介護や障がい福祉、保育関連などの追加計上には賛同いたします。
しかし、3款民生費5項生活保護費に、医療扶助におけるオンライン資格確認導入事業920万円などマイナンバー制度にかかる予算が計上されています。
岸田首相はデジタル化の更なる推進を掲げ、現行の健康保険証を 2024年秋に廃止し、マイナンバーカードに一体化させることを表明しましたが、法律上「任意」とされているにも拘らず、カードの取得を義務化することは許されません。
マイナ保険証を利用するためのオンライン資格確認の導入はすでに始まっていますが、現場からは多くの不具合が報告されており、拙速な導入は、医療現場にも患者にも不安と混乱をもたらします。
個人情報保護にも深く関わり、多くの問題を抱えているマイナンバー制度そのものに反対する基本的立場からも、マイナンバー推進にかかる関連予算には賛同できません。
以上の理由から、議第84号 令和4年度大分市一般会計補正予算(第5号)に反対します……(詳しくはこちら)
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