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大分市歳入歳出決算斉藤由美子議員の反対討論
反対討論する斉藤由美子議員
2022年9月27日
 9月27日(火)、9月議会最終日、日本共産党大分市議団を代表して斉藤由美子議員が行った、決算審査特別委員長報告に対する反対討論要旨は次のとおりです。


  私は、日本共産党を代表して、決算審査特別委員会に付託されました、議第80号・令和3年度大分市歳入歳出決算の認定について、議第81号・令和3年度大分市水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定について、議第82号・令和3年度大分市公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について、決算審査特別委員長報告に対する反対討論を行います。

 まず、令和3年度の決算のうち、一般会計の決算収支は、歳入が,2,113億2,632万8千円で、前年度に比べ308億6,385万4千円(12,7%)の減となっています。

 歳出は、2,040億826万9千円、前年度比で14,5%の減です。
 歳入から歳出を差し引いた形式収支額は73億1,805万9千円で、翌年度へ繰り越すべき財源7億1,516万3千円を差し引いた実質収支額は、66億289万6千円の黒字となっています。

 ここから、前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は、36億693万7千円で、これに黒字要因である積立金206万4千円を加え、赤字要因である積立金取り壊し額を差し引いた実質単年度収支は、30億5,900万1千円となっています。

 まず、歳入についてです。歳入の自主財源比率は、前年度の38,9%から44,5%に増加しています。自主財源の根幹である市税の内訳は、固定資産税が45,5%、市民税が38,5%で8割以上を占めています。

 そのうち、個人市民税は、前年度比1.0%の減で、約2億5千万円の減収です。納税者数が増えているにも関わらず、新型コロナの影響などで給与は減っており、市民生活の苦しさが表れています。

 一方、市たばこ税や法人市民税などは増加し、固定資産税も徴収猶予分の納付により増加しています。
 地域経済の回復は重要課題ですが、個人事業者の営業は未だ回復していないという声も多数届いています。

 徴収猶予の特例措置がなくなり、コロナ融資の返済も始まる中、原油価格・物価高騰が新たな打撃となっていることから、市税の徴収強化や差し押さえ執行などで、市民の生命や生活、生業に支障をきたすことがないよう、引き続き、地元中小業者への財政支援をはじめ、換価の猶予、徴収の猶予などを事業者の身になって行うよう要望しておきます。

 また、税の二重取りともいえる……(詳しくはこちら

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