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第4回定例会(12月議会)斉藤由美子議員の先議議案質疑
先議議案の質疑をする斉藤由美子議員
2020年11月30日
 11月30日(火)、第4回定例会(12月議会)が開会しました。議会初日は通常、市長からの提案と議案説明があるのですが、今回はコロナ関連で話題の「5万円給付」が先議として提出されました。
 審議の際、斉藤由美子議員が議案質疑で登壇しました。議案質疑の要旨は以下の通りです。日本共産党大分市議団はこの議案に賛成の態度を表明しました。



 18歳以下の子どもに対し10万円相当の給付などを行うため、政府は2021年度の新型コロナウイルス対策予備費から7,311億円を支出するとし、先週金曜、26日に閣議決定されました。

 今回の予備費の支出は、経済対策として盛り込まれた18歳以下の子どもへの給付のうち、中学生以下への1人5万円の現金給付に充てるものです。

 この経済対策には、年収960万円の所得制限が設けられ、18歳以下の子ども1人あたり5万円の現金とクーポン5万円相当を支給するとされており、このうち、中学生以下への5万円の現金給付は児童手当の仕組みを活用し、年内に支給するとされています。
 ただし、16歳から18歳の高校生世代は申請が必要となるため、年明け以降となることが見込まれています。

 この給付を新型コロナウイルスに対する子育て支援とするのなら、中学生までではなく、教育費が高い大学生がいる家庭でも、本来は対象に加えるべきです。
 今回の条件では、どんなに世帯年収が低くても18歳を過ぎるとすべて支給対象外になってしまいます。

 また、所得制限の条件については、世帯で年収の多い方が960万円を1万円でも超え、例えば、世帯収入が961万円でも不支給となる一方で、共働き世帯でどちらも年収が950万円以内なら世帯年収が例えば1,900万円でも支給対象になるという不公正な問題が生じます。
 不支給となる世帯の納得が得られるものとは言えません。

 加えて、今回の給付は、先に5万円を支給し、残り半分をクーポンにするとされています。
 10万円の一括給付なら300憶円の事務費が、2回に分け、クーポンにすることで、900憶円も上乗せになることは大問題ですが、それ以外にも、支給までに……(詳しくはこちら

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