12月6日(月)、第4回定例会で福間健治議員団長が行った一般質問は次のとおりです。
日本共産党の福間健治です。質問通告に基づき4項目について質問します。
まず、新型コロナウイルス感染症対策について質問します。
新型コロナウイルス感染症から、市民の命と暮らしを守る対策に日々ご尽力されていることに心から敬意を表します。
9月以降、新規感染者の減少が顕著になっており、経済・社会活動の再開も重要な課題になっています。
同時に、このまま終息に向かうとは誰も考えておらず、再び、感染爆発と医療崩壊を絶対に起こさないコロナ対策が求められています。
これまでの政府のコロナ対応には致命的欠陥があります。
第1は、科学無視です。「PCR検査を広げると医療崩壊がおきる」という内部文書までつくつて検査を抑制し、「Go Toキャンペーンをやっても大丈夫」と感染を広げ、オリンピック・パラリンピックを強行しました。科学を無視し、専門家・科学者の意見を軽視して、感染爆発を招いたことです。
第2は、コロナ対策にまで、自己責任を押し付けたことです。
その最悪なものが「原則自宅療養」という方針です。
医療界をはじめ多くの批判に一部手直しをしましたが、この方針は撤回されず、自宅で治療も受けられず亡くなる例が相次ぎました。
政府には、誤ったコロナ対応で感染を爆発させ、医療崩壊で、多くの犠牲者を出したことへの反省も総括もありません。
"経済をまわしながら、感染を抑える"というのなら、この致命的欠陥を正すことが不可欠です。
第6波を見据えて、1ワクチンと一体での大規模検査、2医療機関・保健所への支援、3まともな補償の3本柱でコロナ対策の抜本的強化が求められています。
まず1ですが、ワクチンと一体で検査を、大規模・頻回・無料で、いつでも、誰でも、行えるようにすることです。
日本でも、世界でもワクチン接種後の「ブレークスルー感染」が起きています。
また欧州を中心に新変異株「オミクロン株」の報告が相次ぎ、警戒感が広がっています。
感染抑止のためには、ワクチン接種(追加接種を含めて)を安全にすすめるとともに、大規模な検査を行い、感染の火種を見つけ、消していくことが必要です。
そこで質問します。質問?「いつでも、誰でも、何度でも」大規模・頻回・無料のPCR検査を国費で行えるよう政府に求めていくべきと考えます。見解を求めます。
本市においても、職場、学校、保育所、幼稚園、家庭などでの自主検査を大規模かつ無料で行えるようPCR検査・抗原検査がおこなわれるよう検査体制を強めていくべきです。見解を求めます。
次に2ですが、緊急時に備えられる医療機関・保健所の体制強化についてです。
コロナ病床の拡充、臨時の医療施設の増設、往診・訪問看護の体制強化など、臨時の医療体制を整備することは、「第6波」への備えとして急務です。
先ほど指摘したように政府は、コロナ対策まで自己責任を押し付け、その最悪なものが「原則自宅療養」という方針です……(詳しくはこちら)
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