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大分市歳入歳出決算斉藤由美子議員の反対討論
反対討論する斉藤由美子議員
2020年9月27日
 9月27日(月)、9月議会最終日、日本共産党大分市議団を代表して斉藤由美子議員が行った、決算審査特別委員長報告に対する反対討論要旨は次のとおりです。


 私は、日本共産党を代表して、決算審査特別委員会に付託されました、議第121号令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について、議第122号令和2年度大分市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議第123号令和2年度大分市公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について、決算審査特別委員長報告に対する反対討論を行います。

 はじめに、決算全体の特徴についてです。尚、金額は概数で申し上げます。

 一般会計と国民健康保険特別会計ほか8特別会計を合わせた総計決算額は、歳入総額が3,378億9千万円、歳出総額は3,319億8千万円で、前年度と比べ、歳入は597億円(21.5%)、歳出は583億円(21.3%)と、それぞれ増加しています。

 歳入から歳出を差し引いた形式収支は、59億500万円で、翌年度へ繰り越すべき財源約7億円を差し引いた実質収支は、およそ52憶円の黒字となっています。

 一般会計の決算収支は、歳入総額が2,421億9千万円で、前年度に比べ597億6千万円(32.8%)、歳出総額は2,384憶9千万円で、前年度に比べ583億9千万円(32.4%)それぞれ増加しています。

 歳入から歳出を差し引いた形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源7億円を差し引いた実質収支は29億9,600万円で、令和2年度の単年度収支は、12億3千万円となります。

 積立金56万4千円を加え、積立金取り崩し額の13億円を差し引くと、7,300万円の赤字となり、新型コロナウイルス感染症の影響が顕著にあらわれた決算となっています。

 まず、歳入についてです。歳入の構成比率にも変化が見られ、市税が32.5%で前年度に比べ11.2ポイント低下する一方、国庫支出金が38.9%と前年度比18.4ポイント上昇しています。

 自主財源の市税は、個人市民税が納税義務者数の増などで前年度に比べ1.6%増える一方で、法人税率の引き下げや新型コロナウイルス感染症の影響で、法人市民税が19.7%減り、市税総額は9億4千万円(1.2%)の減収となっています。

 長引く自粛の影響などで、市民生活には負担が重くのしかかっており、市税の徴収強化や差し押さえ執行などで、生命や生活、生業に支障が及ばないよう、納税者の実態に十分配慮した対応を求めます。
 また、税の二重取りともいえる都市計画税には賛同できません。

 次に、依存財源についてです……(詳しくはこちら

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