6月22日(火)、第2回定例会で斉藤由美子議員が行った一般質問は次のとおりです。
発言通告に従い、今回は分割にて質問いたします。
1. 8050(ひきこもり)問題について
(1)ひきこもり家族への対応について(2点)
1)相談窓口について
先般、ひきこもりの親の会の集まりで、お話を伺う機会がありました。これまで「8050問題」やひきこもりについては、議会でも度々とりあげられてきました。
8050問題は、当事者の高年齢化と当事者を支えてきた親の高齢化が社会的な問題となっていますが、これまで、解決に向けた取り組みの遅れによって深刻さが増している問題といえます。
ひきこもり当事者の課題解決には、専門的で継続した対応が不可欠で、それぞれの症状に寄り添う支援体制が求められます。
加えて、いま早急に必要なのは、当事者を支えている親への支援です。
今回、わが子のひきこもりに悩む皆さんの言葉から、様々な思いが伝わってきました。
多くの親御さんたちが、「仕事ができるように」「自立できるように」「楽しく生きていけるように」と願う一方で、「踏み込んだ話ができない」「これ以上の経済的支援はきつい」「この先どうなるのか」という率直な不安や悩みを語られました。
お話を伺いながら、まずは家族の思いを受け止める場所も、日常的な支援として必要です。
通常、行政の相談窓口は、その相談内容、つまり「何をしてほしいか」という目的によって、担当課や相談窓口が分かれるため、そこにつなぐことを目的としています。
しかし、今回伺ったお話は、相談したい項目が含まれてはいるものの、実際はそこまで踏み込めない、本人が動かなければ支援につながらないため相談が終わってしまう、まさに第一段階ともいえるお話でした。
しかし、ひきこもりの家族を孤立させないためには、明確な相談内容が定まっていなくても、現状を受け止めてくれる相談窓口が必要です。そこで質問します……(詳しくはこちら)
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