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第3回定例会(9月議会)斉藤由美子議員の反対討論
反対討論する斉藤由美子議員
2020年9月15日
 9月15日(火)、日本共産党大分市議団を代表して斉藤由美子議員が行った、各常任委員長報告に対する反対討論要旨は次のとおりです。


 日本共産党の斉藤由美子です。私は、日本共産党議員団を代表して、各常任委員長報告に対する反対討論を行います。

 まず、議第100号・令和2年度大分市一般会計補正予算(第5号)についてです。
 令和2年度9月の一般会計補正額は、61億7,800万円です。
 そのうちの、新型コロナウイルス感染症関連、令和2年7月の豪雨災害関連などの予算措置については賛同いたします。しかし、市民の願いに反する予算執行には同意できません。

 マイナンバー制度に係る予算措置についてです。
 2款総務費 1項総務管理費 4目企画費として、マイナポイントの利用促進に係る経費の追加計上に、1,126万3千円、また、3款民生費4項児童福祉費7目児童手当費に、児童手当の給付に係るシステム改修委託料1,100万円が計上されています。

 これは、消費税増税に伴う反動減対策を理由に、「マイナポイント」を付与するとして、マイナンバーカードの取得に誘導し、カード利用を拡大させようとするものです。

 また、児童手当の給付に個人の年金データを紐づけするためのシステム改修を行うものであり、およそ3万6千人が対象になると聞いています。

 消費税増税、税金を使ったマイナンバーカードへの誘導、個人データの紐づけなど、マイナンバーカードを国民に押し付けるものであり、制度に反対する基本的立場から賛同できません。

 また、議題102号 大分市印鑑条例等の一部改正等について、議題104号、大分市手数料条例の一部改正についても反対します。

 これらは、これまで市民が利用していた印鑑登録カードなどによる証明書の自動交付機を廃止し、マイナンバーカードの利用へと移行するものです。

 昨年度の自動交付機での交付状況をみると、合計14,203枚のうち、マイナンバーカードでの交付565枚にたいし、今後、自動交付機で交付できなくなる印鑑登録証などによる交付は13,636枚です。
 明らかに利用者が多いカードの廃止は、マイナンバーカードへの誘導にほかならず、サービス低下の観点からも賛成できません。

 次に、企業立地促進助成金等に係る予算措置についてです。

 7款商工費1項商工費 2目商工業振興費として、11億5,890万円が計上されています。そのうち、企業立地促進助成金9億0,167万8千円、情報通信関連産業支援助成金2,422万2千円、本社機能移転促進助成金5,300万円の措置に……(詳しくはこちら

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