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第1回定例会(3月議会)岩崎貴博議員の反対討論
反対討論する岩崎貴博議員
2020年3月26日
 3月26日(木)議会最終日、日本共産党大分市議団を代表して岩崎貴博議員が行った、各委員長報告に対する反対討論は次のとおりです。

 おはようございます。
 20番、岩崎貴博です。日本共産党議員団を代表して、各常任委員長報告に対する反対討論を行います。

 ●はじめに、議第1号・令和2年度大分市一般会計当初予算(案)についてです。

 同案は、総額で対前年比3.3%増の1,916億7千万円で過去最大となっています。
 歳入は、依存財源が51.9%と、対前年比2.9%増となっており、一方で自主財源が減少しています。地方消費税交付金は、約35億円(約37%)増加し、市債も約20億円(12%)増加しているのが特徴です。

 自主財源の大部分を占めている市税の内、市民税は、個人・法人ともに対前年度を下回っており、景気低迷は明らかです。

 市税のもう一つの柱である固定資産税は、対前年度比約2億4千万円増加し、連動して都市計画税も約5,000万円増加しています。
 市民にとって税の二重取りであり、認められません。

 歳出は、新規事業36件、拡充事業41件で、防災・子育てなどへの重点配分と普通建設事業費約263億円を確保したとしています。

 わが党がこの間要求してきた、避難所の整備、鉄道駅のバリアフリー化、児童育成クラブの拡充、給付型奨学金の定員拡大、低所得世帯への支援策や児童相談所設置に向けた取り組みなど、一定評価できるものもあります。

 しかし、今回の歳入・歳出は、消費税増税、大型事業推進、大企業優遇、広域連携推進、・市民・職員犠牲の行革推進などにかかる予算が含まれており、この点は賛同できません。

 1.まず、消費税関連予算についてです。

 ●依存財源を、最悪の不公平税制である消費税に頼ることは賛同できません。

 消費税は逆累進課税であり、低所得者ほど所得に占める負担割合が大きくなり、庶民生活を圧迫します。昨年10月からの消費税10%の増税は、暮らし・経済・家計に大打撃を与えています。

 消費税財源は「社会保障のため」としていますが、今後示される「全世代型社会保障改革」は、社会保障制度の解体ともいえるものです。

 更にいま、新型コロナウイルスによる大打撃で、日本経済は重大な危機に直面しています。この危機に対処するためには、国民生活の緊急防衛、家計・中小企業を強力に支援するために、消費税廃止を目指しつつ、緊急対策として直ちに税率を5%に引き下げるべきです。

 消費税に代わる財源は、大企業や富裕層への優遇税制を改め、適正に応分の税負担を求める税制改革でこそ賄うべきです。消費税増税の予算措置は認められません。

 また、同じ立場から議第5号 、議第6号、議第11号、議第12号についても、事業に反対するものではありませんが消費税の予算に反対します。
 また各款に計上されている各公民館使用料などの……(詳しくはこちら

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