私は先の議会で教員の多忙化について質問し、労働時間の管理としてタイムカードの導入を提案いたしました。
教育委員会としても試験的にではありますが導入し、予算化されていることについて大変嬉しく思います。
複数の先生方と懇談させていただきました。
今回のタイムカード導入を含む「働き方改革推進計画」は、概して前向きに捉えていらっしゃる声が聴かれた一方、不十分さを指摘する声も上がっています。
その一つが教員増を真正面から議論していないことであります。
わが党の代表質問で斉藤議員が指摘したように、教員の働き方改革の根本は教員の増員であることをまず指摘します。
チーム作りも必要ですが、ぜひ市費での教員配置をご議論いただきますよう、要望いたします。
そしてもう一点、私が今回とりあげるのは、学力テストにおける弊害であります。
福井県の事例です。福井県は全国学力テストで10年連続トップクラスです。
これに対し福井県議会は先の12月議会で現状の検証を訴える意見書を賛成多数で可決しています。
その中で「『学力日本一』を維持することが本県全域に無言のプレッシャーを与え、教員、生徒双方のストレスの要因となっていると考える」 などとし、多忙化を解消し、余裕を持った現場にするため、教員の声に耳を傾け、県独自の学力テストなどを学校の裁量に任せるなどの提言を行っています。
私は、この福井県議会の危惧していることは地域的な問題ではなく、日本全国にあてはまる問題だと思います。
そこで質問いたします。働き方改革を進める観点に立ち、学力テストが教員の本来業務の足かせにならないよう、市独自で行っている中学1年生、小学校4年生対象の学力テストを廃止すべきと考えるが見解をお聞かせください……(詳しくはこちら)
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