核兵器禁止条約について質問します。
核兵器禁止条約の国連会議(核兵器の全面廃絶につながる、核兵器を禁止する法的拘束力のある協定について交渉する国連会議)は、国連加盟国193カ国の63%にあたる122カ国の賛成で、核兵器禁止条約を採択しました。(オランダが反対、シンガポールが棄権)
人類史上初となる核兵器禁止条約の採択は、長年にわたり運動を続けてきた日本の被爆者をはじめ、「核兵器のない世界」を真に求める市民の運動が結実した歴史的な壮挙です。
採択された条約はその前文で、核兵器の非人道性を厳しく告発し、国連憲章・国際法・国際人道法にてらして、その違法性を明確にする論理が力強くのべられています。
また、条約の仕上げの段階で、核兵器の「使用の威嚇」の禁止が明記されたことは、核抑止力論――核兵器による威嚇に依存する安全保障論を否定したものとして、大きな意義をもつものです。
条約には、核兵器の法的禁止の内容として、「核兵器の開発・実験・生産・製造・取得・所有・貯蔵」、「使用・使用の威嚇」、締約国の領土と管轄地域への核兵器の「配置・導入・配備の許可」なども明記されています。
これらは、核兵器に「悪の烙印(らくいん)」を押し、それを全面的に違法化するものです。この条約はまさに今、北朝鮮による核実験の強行を、世界の世論で……(詳しくはこちら)
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