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第3回定例会(9月議会)を振り返って
ルコウソウ(縷紅草)
2015年9月29日
日本共産党大分市議団
 第3回定例会(9月議会)は、9月1日に開会し、29日閉に閉会した。

 今議会では、議案審査、一般質問と合わせて、決算審査がおこなわれた。



●一般議案について

 6本の条例改正案、土地買収、2本の工事請負契約、市道の認定が審議された。

 条例改正案には、マイナンバー制度の施行にともなう条例改正案があった。マイナンバー制度は、個人情報の流出の危険性など、重大な問題が解決されていない。

 わが党議員団は、マイナンバー制度の実施を中止すべきと主張し、条例改正に反対した。

 土地買収では、横尾区画整理事業で、法面約1万?を約1億7600万円で購入しようとするものであった。

 区画整理事業の必要性などに問題があるとの立場から、法面の購入にも反対した。

 佐野清掃センターの改修工事では、施設の関係上、随意契約となっているが、契約の公平性、妥当性が担保されるように要求した。


●決算議案について

 一般会計と9特別会計、水道事業会計、下水道事業会計の決算の認定が問われた。以下の理由で反対した。

1.家庭ごみの有料化や国保税の最高限度額の引き上げなど、市民負担を増やしたこと

2.企業立地促進助成金や横尾区画整理事業、庄の原佐野線の県工事負担金など、大企業優遇や不要不急の大型事業をすすめたこと

3.碩田中学校区の3小学校の統廃合をおこなっていること

4.市民や職員に犠牲を強いる行財政改革をすすめたこと

5.マイナンバー制度にかかわる事業、同和事業、自衛隊にかかわる事業

 なお、決算審査のなかで、15の事務事業評価をおこなった。3事業が「拡充」、そのほかは「継続」となった。「継続」のなかには、「拡充」に近いものから「終了」に近いものまであり、評価区分だけが「独り歩き」すると、事務事業評価のあり方が問われかねないと思う。


●意見書、請願・陳情について

 議員提案の意見書案が、社民クラブ、おおいた民主クラブ、わが党議員団、それぞれの会派から2本ずつ提案された。

 わが党議員団が提案した「戦争法案」には、自民・公明などが反対したため、不採択となった。

 また「マイナンバー制度実施の延期」については、全会派が反対して、不採択となった。

 社民クラブ提案の「地方財政の充実・強化を求める意見書案」は採択された。

 市民団体などからの「戦争法案」にかかわる2本の請願のうち、「反対する意見書提出」は不採択、「強行採決に反対し、参議院における審議のなかで廃案を求める意見書提出」は継続審査となった。

 「マイナンバーの中止を求める意見書提出」は継続審査、「生活保護の住宅扶助費の引き下げの中止を求める意見書提出」は不採択となった。


●議会質問について

 わが党は、広次議員が7日、福間議員が8日、斉藤議員が9日、それぞれ一般質問をおこなった。

 詳細は、各議員のホームページを参照されたい。なお、市議会ホームページで、オンデマンドで視聴、前議会までの議事録は検索できる。


●今後の党議員団の取り組みについて

 市政懇談会 11月1日・日曜日10:00〜11:30

 議員の市政報告会もおこなっています。ご相談ください。


●今後の議会日程などについて

11月 9日〜11月14日 市議会・市民意見交換会(議会ホームページなど参照)

 11月30日〜12月14日 12月定例市議会

(文責・広次忠彦)

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