大分市議会第4回定例会は、11月28日〜12月12日の会期で行われました。
提案された議案は、予算議案7件、一般議案31件、計38件、報告案件、請願・陳情、最終日に人事案1件、意見書6件が審議されました。
党議員団は、市民目線でチェックし、市民に不利益、市民合意ない議案には反対討論をおこないました。
●予算議案について
・中央通り線の仮設工事(約4千万円)、碩田校区小中一体型施設建設に係わる解体工事(約1億3千万円)の予算に反対しました。
●一般議案について
・こども子育て支援新制度にかかわる、市立幼稚園の保育料の値上げについて、所得に応じて9,000円から25,700円になり、保護者負担増になることから反対しました。
・これまで削減されていない市議会議員、常勤特別職の期末手当引き上げに反対しました。職員給与についてはこれまで引き下げが続き、7年ぶりの引き上げであり、職員の職務への意欲喚起の点などから賛成しました。
●意見書、請願・陳情の審議
・党議員団が提出した。「拙速な農政改革に関する意見書」は、社会民主クラブ、おおいた民主クラブの賛同のみ、「米価下落対策についての意見書」は新市民クラブの反対で採択されませんでした。議運は「全会一致」が原則になっています。
・「消費税増税中止を求める請願」は8団体共同で提出された。党は紹介議員となった。総務常任委員長会報告では「反対理由の説明もなく」不採択となりました。
●一般質問での論戦
・広次、中心市街地街づくり、中小企業・業者の振興策、市営住宅使用料の徴収、自衛隊の募集、オスプレイ配備・低空飛行
・福間、党市民アンケートの評価、介護保険、高齢者の予防接種
・斉藤、子ども子育て支援新支援制度、臨海工場地区の防災対策、モラルハラスメント、碩田中学校区小中一体施設建設、学校のバリアーフリー
●委員会での質疑
・社民クラブは、幼稚園保育料据え置きを主張しながら、条例案には賛成しました。
・こども育成、行政改革特別委員長報告に、就学援助の補助項目の拡大、小中学校のエアコン設置、無理な取立ておこなわないこと、納税者の実態に即し対応すること、などの要望が盛り込まれました。
●市の政治姿勢
・中央通線、車線減少問題で混乱を招いたことに市長が陳謝
・消費税増税に対する姿勢は変えず。
・家庭ごみ有料化によるごみ袋中身を検査をする答弁は、プライバシー侵害につながりかねない問題を含み、有料化前に周知徹底すべきことです。
●他会派の特徴、姿勢
・自民党議員、教職員の組合活動への干渉質問、文教常任委員会でも自民党議員が質問しました。
・中央通り線、車線減少問題では、これまで反対していた自民党が付帯意見をつけて賛成に回りました。おおいた民主クラブ、新政クラブは反対討論をおこないました。
●今後の対策について
・今後、中心市街地の街づくり、子ども子育て支援新制度、介護保険問題など引きつづき調査するとともに、地方創生などの新たな政策的課題の調査・研究をすすめながら、総選挙で掲げた公約実現、市民要求実現の活動を軸に据え、3月市議会へむけての諸準備を行います。
・当面、議員団ニュース発行の準備をし、団ニュースの内容について詰めます。
・市政懇談会を2月7日(土)アートプラザ研修室で午前10時より開催することを決めました。団体、地域別の市政懇談会も随時計画します。
・定期の学習会を再開します。
●その他
・新年あいさつまわり01月05日(月)08時30時集合
・新春街頭演説会 01月05日(月)12時 場所トキハ前
──以上の点を確認しました。
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