大分市議会第2回定例会は、6月9日〜23日の会期で行われました。条例改正案、先決処分した予算案などが上程されました。
通常国会閉会を前にした緊迫した情勢のなかでの市議会であり、国への要求も積極的にとりあげました。日本共産党大分市議団の今議会での取り組みや、市側の対応、今議会の特徴などは以下の通りです。
〈市の政治姿勢〉
・集団的自衛権行使について明確な態度表明できない。原発再稼動についても「見守る」姿勢。
〈条例改正案・予算の内容〉
・地方税法改正にともなう軽自動車税の引き上げ、国保税最高限度額の引き上げに反対しました。
・先決処分した平成年度補正予算についても、減額補正ではあるますが、企業立地促進助成金などの大企業優遇、大分駅南区画整理事業など大型事業温存などであり、当初予算を踏襲する補正として反対しました。
・市議会最終日、全国市議会議長会主催の海外視察に社会民主クラブの2人の議員派遣が提案されましたが、党議員団は反対しました。
〈請願・陳情、党提出の意見書〉
・介護保険改善もとめる請願、不採択
・碩田中学校区小中一貫校新設反対陳情、不採択
・党提案の集団的自衛権行使容認をしないよう求める意見書(案)に社会民主クラブ賛成、教育委員会制度改悪反対の意見書(案)は、社会民主クラブと大分民主クラブが賛成しました。他会派の反対で同意が得られませんでした。(議運は全会一致が原則となっています。)
〈他会派の特徴、姿勢〉
・他会派、無所属議員は提案された議案にオール賛成
・「介護保険改善もとめる請願」、「碩田中学校区小中一貫校新設反対陳情」は他会派、無所属が不採択にしました。
〈党議員団の論戦〉
一般質問
・広次議員―集団的自衛権、低空飛行訓練、障がい者優先調達の推進、大分市仕事宣言、産業廃棄物
・斉藤議員―ばいじん対策、乳がん検診、小中一貫校、学力テスト、読書推進
・福間議員―医療・介護確保法、原発問題、家庭ごみ有料化、教育委員会制度改悪
〈その他〉
・今後、政策的課題の調査・研究をすすめながら、市民要求実現運動、党勢拡大の「車の両輪」の活動を軸に据え、7・20演説会の成功のとりくみと、政府レクチャーや9月市議会へむけての諸準備をすることなどを確認しました。
・当面、議員団ニュース発行の準備をし、市政懇談会を 7月27日(日)アートプラザ研修室で午前10時より開催することを決めました。
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