福間　健治　議員

福間　健治　（ふくま・けんじ）

　　〔市議会〕 2015年3月現在

　　経済常任委員会
　　地域活性化対策特別委員会
　　大分県後期高齢者医療広域連合議会議員
　　大分市国民健康保険運営協議会

　　〔その他〕

　　大分生活と健康を守る会会長

１　６期目当選で思うこと

　今回の市議戦は、多数乱立の激戦のなか、党の新人候補二人を抱えてのたたかいでした。市政、国政とも政治不信と閉塞感が広がっており、これまでの選挙でももっとも厳しく受け止めて挑みました。
　結果は過去最低の投票率となるなか、得票数で４００票あまり減票しましたが、当選を果たすことができました。これはこれまでの活動が評価されたものとして、得票や順位に関わりなく心から喜ぶことができました。
　引き続き、市民の暮らしを守る「防波堤」として、その役割を大いに発揮してきたいと思っています。

２　市議会議員になろうと決心したきっかけは？

　働けど一向に楽にならない幼少期の体験がベースになっています。
　日本福祉大学で働きながら学ぶなか、生存権を守ることの大切について考えさせられました。その後、大分生活と健康を守る会の専従職員として働きながら、憲法の主旨とかけ離れた現実社会を目の当たりにして、議員になれば、生活の困る人の声を直接政治にぶつけることができると、市議会議員への立候補を決意しました。

３　議員生活の中で印象に残っていることは？

　いろいろあって、一つに絞ることは難しいですね。
　市議会議員初当選の前月、あるお年寄りが生活保護の扶養義務の強制を苦にして滝尾橋から入水自殺したことがありました。その件を重く見て福祉事務所に申し入れを行いましたが、その時の冷たい対応に腹のそこから憤りを感じました。この時の強い義憤は忘れることができません。
　また議員一期目のとき、水道料金値上げをめぐり紛糾し、建設常任委員会で徹夜議会となったことがありました。あの時の高揚感は昨日のことのような気がします。
　平成１６年から制度化されたワンコインバス制度。その実現の前提となる敬老無料バス実現運動を、高齢者のみなさんと７年間にわたり運動しました。雨の日も風の日も、署名・宣伝、自治会、老人クラブへの申し入れと粘り強く運動して、とうとう政治を動かすことができました。泣き寝入りしないこと、声をだして要求することの大切さを実感しました。
　２００８年、リーマンショックの影響で、県内でも大量の派遣切りがおこなわれました。不十分な現行の法律にさえも抵触する、理不尽で身勝手な「解雇」でした。労働組合とも協力し、住居の確保、生活保護申請、市役所に年末年始の相談窓口の開設など、毎日のように飛び回りました。もう5年も前ですね。やりがいのある、充実した忙しさだったと思います。

４　議員として活動する上でのモットーは？

　「福祉もまちづくりも、市民とともに」が私のモットーです。
　いつでも市民の目線で、市民に寄り添った活動をすることを原点にしています。この姿勢をいつも忘れないように、心がけています。

５　自分の性格の自己分析は？

　何ごとにもおおざっぱです。どんなことでも、あまり悩まず、おちこまず、いつも前向きに考えるようにしています。
　このことが病気にならない秘訣だと思います。

６　小さい時はどんな子どもだったのですか？

　朝から晩まで遊びまわっていた記憶しかありません。
　保育所のとは昼寝が嫌いで家に帰っていました。勉強が大嫌いで、小学校のときはよく仮病を使い学校を休みました。またいじめっ子でよくしかられていました。
　中学校で陸上競技に打ち込むようになり、記録もぐんぐん伸び、なんでも前向きに考えるようになりました。この頃から友人関係も広がり、楽しい思い出しかありません。

７　あなたの趣味は？

　自然とふれ合うのがとても好きです。
　小学校３年ぐらいから、自分で弁当をつくって、友達と道なき山道を歩きました。また海も大好きで、釣りや海にもぐっての魚穫り、貝堀りなど、何でもやっていました。夏休みは友達と、弁当もって毎日海に行っていました。
　高校・大学はグループをつくって、歌やギターを楽しみました。いまではそういう機会はほとんどとれません。

８　最近の映画や本で感動したものは？

　「レッドクリフ」「オールウエーズ三丁目の夕日」「釣りばか日誌」などです。本は政治・経済、趣味のつり、野菜づくりなどが中心で文学にふれる機会はほとんどありません。

９　あなたにとって家族とは？

　次男夫婦と同居しています。朝から初孫のお世話です。夕食も一緒です。家に帰ると「ホット」します。しかし、今後の子供たちのことや、孫のことを考えると「不安の一面」もあります。やすらぎと不安の交差した空間が「家族」です。

10　あなたにとって日本共産党は？

　ものの見方、考え方をリードしてくれ、自分の活動、生きる希望と展望を与えてくれる「人生の羅針盤」のような政党です。

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